ベンツGクラスの保証はどこまで使える?メルセデス・ケアとEQケアの中身

整備工場のリフトで点検を受ける四角い大型SUV

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2,000万円前後もする車だからこそ、『壊れたら修理代はいくらかかるんだろう』と不安になりますよね。メルセデス・ベンツ Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)を買う前に、保証の中身は知っておきたいところです。

結論から言うと、正規ディーラーで買った新車のGクラスは、最初の3年間は修理も定期メンテナンスも原則無償です。電気自動車のG 580 なら5年または10万kmまで続きます。

この記事を読めば、グレードごとの保証期間と、無償になる範囲、延長するかどうかの判断のしかたが分かります。

目次

ベンツGクラスの新車保証は何年?グレード別の期間

先に結論

G 450 d とメルセデスAMG G 63 は「メルセデス・ケア」で新車から3年間・走行距離無制限。G 580 with EQ Technology は「EQケア」で5年または10万kmまでです。

Gクラスの保証は、メーカーの保証と点検パックがセットになったプログラムで用意されています。名前がグレードで違うので、まずはそこから見ておきましょう。

グレードプログラム名期間走行距離の条件
G 450 d (ISG)メルセデス・ケア新車から3年無制限
メルセデスAMG G 63 (ISG)メルセデス・ケア新車から3年無制限
G 580 with EQ TechnologyEQケア5年10万kmまで
G 580 の高電圧バッテリーバッテリー保証8年16万kmまで

期間はメルセデス・ベンツ日本の公式情報です(2024年改良型・W465の正規ディーラー車)。

ここが大事なところです。G 450 d とG 63 は「3年」なら何km走っても対象なので、年に2万km以上走る方でも安心して乗れます。

一方でG 580 は、5年に届く前に10万kmを超えたらそこで終わります。長距離を走る方は、年数より距離のほうが先に来ないか計算しておきましょう。

ベンツGクラスのグレード別の保証期間を比べた図解

メルセデス・ケアで無償になるのはどこまで?

『保証って、壊れた時だけでしょ?』と思っている方も多いはずです。

実はメルセデス・ケアは、修理だけでなく決まった点検の費用までカバーしてくれます。

メルセデス・ケアに含まれるもの(公式)
  • 一般保証修理(部品の不具合による修理)
  • 定期メンテナンスの工賃と部品
  • 24時間のツーリングサポート(故障や事故の時の駆けつけ)
  • ナビの地図更新

つまり最初の3年間は、決められた点検を受けていれば、点検の工賃もオイルなどの部品代も原則かかりません。維持費の中で「整備代」がほぼゼロになる期間と考えてよいでしょう。

例えばこんな場面です。2年目にメーターに警告が出て販売店に持ち込んだとします。

「保証の範囲ですね。今回はお支払いはありません」
「助かりました。代車もお願いできますか?」

こんなやり取りで済むことが多いんです。ただ、代車の有無は販売店ごとに違うので、その場で聞いてみてください。

無償にならないものもある

ここは誤解しやすいところです。保証は「部品の不具合」を直すもので、すり減って当たり前の部品や、使い方が原因の傷みは対象外になるのが一般的です。

項目保証での扱いの傾向確かめ方
エンジンや電装品の不具合一般保証修理の対象販売店で診断
決められた定期点検工賃・部品とも対象点検の案内を確認
タイヤ対象外になるのが一般的保証書で確認
ワイパーゴム・ブレーキパッドなどの消耗品点検項目に入るかで変わる販売店で確認
事故・いたずら・社外品が原因の故障対象外になるのが一般的保証書で確認
AdBlueの補充(G 450 d)点検時の補充が含まれるかは販売店で確認明細で確認

細かな線引きは、車と一緒に渡される保証書と、メルセデス・ケアの案内に書かれています。買う前に一度目を通しておくと安心ですよ。

G 450 d だけに必要なAdBlueの補充については、ベンツGクラスのAdBlue容量と補充の時期で詳しく触れています。

G 580 のEQケアとバッテリー保証は何が違う?

G 580 はGクラス初の電気自動車です。そのぶん、保証もガソリン車やディーゼル車とは少し違う作りになっています。

EQケアの特徴

期間は5年または10万km。さらに駆動用の高電圧バッテリーには、8年または16万kmの別の保証が付きます。

『電気自動車のバッテリーって、何年かでダメになるんでしょ?』と心配な方もいますよね。G 580 の高電圧バッテリー(116kWh)は、8年16万km以内で容量が70%未満になった場合に保証の対象になります。

比べることメルセデス・ケア(G 450 d/G 63)EQケア(G 580)
期間3年5年
走行距離無制限10万kmまで
駆動用バッテリー該当なし8年16万km・残量70%未満で保証
延長の選択肢保証プラス、メンテナンスプラス(G 450 d)販売店で確認

数字はメルセデス・ベンツ日本の公式情報です。バッテリーの「70%」は、新品の時に比べて使える容量が7割を切ったら、という意味なんです。

逆に言えば、少しずつ減っていくこと自体は保証の対象ではありません。ここは「ゼロになるまで守ってくれる」わけではないので、勘違いしないようにしておきましょう。

3年を過ぎたらどうする?延長保証の考え方

G 450 d とG 63 のメルセデス・ケアは3年で終わります。そこから先をどうするかは、多くの方が迷うところですよね。

公式には、延長の手段として2つのプログラムが用意されています。

プログラム対象中身期間
保証プラスG 450 d/AMG G 63一般保証修理の延長+2年(4・5年目)
メンテナンスプラスG 450 d のみ定期メンテナンスの延長4・5年目

メンテナンスプラスはG 63 では選べません。G 63 に5年乗るつもりなら、4年目以降の点検代は自分で払う前提で考えておきましょう。

延長の料金は、公式資料では確認できませんでした。年式や加入の時期で変わることもあるので、見積もりの時に「保証プラスはいくらですか」と聞いて、金額を書いてもらうのが確実です。

延長するか決める手順
  1. 何年乗るつもりかを決める(3年で手放すなら延長はいらないことが多い)
  2. 保証プラスとメンテナンスプラスの金額を見積もりに入れてもらう
  3. 4・5年目に車検が来ることも頭に入れ、整備代の総額と比べる
  4. 売る時に「保証が残っている」ことが評価されるかも販売店に聞いてみる

3年で乗り換える方は延長がいらないことも多いです。反対に5年乗るなら、修理代が大きくなりやすい輸入車だけに、加入しておくと気持ちがラクになります。

3年を過ぎてからの延長保証の選び方を示した図解

保証期間中でもかかるお金はある

『3年間はタダで乗れる』と思ってしまいがちですが、保証がカバーするのは修理と点検だけです。税金や保険、燃料、タイヤは保証とは別に毎年かかります。

費用G 450 dAMG G 63G 580
自動車税(年額)50,000円66,500円25,000円
燃料・電気軽油(WLTC 11.7km/L)ハイオク(WLTC 6.8km/L)電気(WLTC 262Wh/km)
任意保険条件で変わる条件で変わる条件で変わる
タイヤ265/60R18(通常仕様)21インチ275/50R20

自動車税は2019年10月以降に新規登録した自家用乗用車の標準税率、燃費・電費とタイヤサイズは公式のカタログ値です。保険料の考え方はベンツGクラスの任意保険料の目安と下げ方で触れています。

保証の後に来る整備や車検のお金は、ベンツGクラスの維持費は年間いくら?で年ごとに見られます。

並行輸入車・中古車の保証はどうなる?

ここまでの話は、メルセデス・ベンツの正規販売店で買った新車が前提です。並行輸入車や中古車だと、使える保証が変わってきます。

並行輸入車は要注意

並行輸入のGクラスは、メルセデス・ケアの対象にならないことがあります。保証は売った店独自のものになるのが一般的で、中身も店ごとにばらばらです。

『同じGクラスなのに?』と思いますよね。仕様やリコール対応も正規車と違う場合があるので、価格の安さだけで決めないほうが安心です。

買い方使える保証の傾向確かめること
正規販売店の新車メルセデス・ケア/EQケア保証書の期間と開始日
認定中古車(サーティファイドカー)メーカー系の中古車保証期間と範囲を販売店で確認
一般の中古車店販売店独自の保証修理の上限額と対象部品
並行輸入車販売店独自の保証正規販売店で整備を受けられるか
買い方によって使える保証が変わることを示した図解

新車保証の期間が残っている中古車なら、名義が変わっても残りの期間を引き継げる場合があります。引き継ぎの手続きが必要なこともあるので、買う店で忘れずに確認しておきましょう。

保証をムダにしないために気をつけたいこと

保証はあっても、条件を外してしまうと使えなくなることがあります。せっかくのメルセデス・ケアを生かすために、次のことを守っておきましょう。

保証を生かすチェックリスト
  • 決められた時期に点検を受け、記録簿に残してもらう
  • 警告灯や異音に気づいたら、自分でいじらず販売店へ
  • エンジンや足回りに社外品を付ける前に、保証への影響を聞く
  • 保証が切れる少し前に、気になるところをまとめて見てもらう

特に大事なのは、最後の「切れる前の点検」です。3年目の終わりに気になる音やにおいを伝えておけば、保証のうちに直せることもあるんです。

また、リフトアップや大径ホイールなどのカスタムは、内容によっては保証の対象外になる場合があります。カスタムを考えている方は、先に販売店に相談してみてください。

法人で買う時も保証は同じ

会社名義でGクラスを買っても、保証の中身は個人と変わりません。経費の扱いが気になる方は、ベンツGクラスは経費で落とせる?もあわせてどうぞ。

よくある質問

ベンツGクラスの新車保証は何年ですか?

G 450 d とメルセデスAMG G 63 は「メルセデス・ケア」で新車から3年間・走行距離無制限です。G 580 with EQ Technology は「EQケア」で5年または10万kmまでです。

保証期間中は点検代もかかりませんか?

メルセデス・ケアには定期メンテナンスの工賃と部品が含まれます。ただしタイヤなどの消耗品や、事故が原因の修理は対象外になるのが一般的なので、保証書で範囲を確かめておきましょう。

3年を過ぎたら保証は延長できますか?

「保証プラス」で2年延ばせます。G 450 d は「メンテナンスプラス」で4・5年目の点検も延長できますが、G 63 は対象外です。料金は販売店で確認してください。

G 580 のバッテリーの保証はどうなっていますか?

高電圧バッテリーは8年または16万kmまで、容量が70%未満になった場合に保証されます。少しずつ減ること自体は保証の対象ではありません。

並行輸入のGクラスでもメルセデス・ケアは使えますか?

対象にならないことがあります。保証は販売店独自のものになるのが一般的なので、中身と整備先を買う前に確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • G 450 d とG 63 はメルセデス・ケアで3年・走行距離無制限
  • G 580 はEQケアで5年10万km、バッテリーは8年16万km
  • 3年間は修理と定期点検の工賃・部品が原則無償
  • 4・5年目は保証プラス、G 450 d はメンテナンスプラスで延長できる
  • 並行輸入車や中古車は保証の中身が変わるので買う前に確認

保証の中身が分かったら、次は買う時の総額を詰める番です。ベンツGクラスの値引き相場と交渉の順番を読んでから見積もりに進んでみてください!

ベンツGクラス買いたいドットコム

ベンツGクラス買いたいドットコム 編集部

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