当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
Gクラスの車検が近づいてきて、『ディーラーに出したら、いくら請求されるんだろう』と身構えている方も多いはずです。輸入車の車検は高いと聞くので、不安になりますよね。
結論から言うと、車検費用の差がつくのは「法定費用」ではなく「点検整備と部品交換」の部分です。依頼先を比べて、見積もりの中身を一つずつ確かめれば、ムダな出費はかなり減らせます。
この記事では、メルセデス・ベンツ Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)の車検費用の内訳と、無償期間との関係、抑え方を順に見ていきます。
ベンツGクラスの車検費用は何で決まる?
車検費用は「どこに出しても同じ法定費用」と「依頼先で変わる整備費・部品代」の合計です。Gクラスで費用がふくらむのは、後ろの方です。
車検の請求書は、だいたい次の4つでできています。
| 費用の種類 | 中身 | 依頼先による差 |
|---|---|---|
| 法定費用 | 自動車重量税、自賠責保険料、検査の手数料(印紙代) | なし |
| 点検整備費 | 法定の24か月点検の工賃 | ある |
| 部品交換費 | オイル、ブレーキ、ワイパー、バッテリーなどの部品と工賃 | 大きい |
| 代行手数料 | 検査場への持ち込みや書類の手続き | ある |
法定費用は、どこで車検を受けても金額は変わりません。だから、費用を下げたい時に見るべきなのは、下の3つなんです。
『じゃあ、法定費用はいくら?』と気になりますよね。重量税はエコカー減税などの扱いで変わるため、ここでは区分だけお伝えします。
| グレード | 車両重量(公式) | 重量税の区分 |
|---|---|---|
| G 450 d (ISG) | 2,540kg(AMGライン2,560kg) | 2.5t超3.0t以下 |
| メルセデスAMG G 63 (ISG) | 2,570kg | 2.5t超3.0t以下 |
| G 580 with EQ Technology | 3,120kg | 3.0t超3.5t以下 |
金額は車検の見積もりに載るので、そこで確かめてください。税金の詳しい話はベンツGクラスの自動車税と重量税で見られます。
Gクラスの車検が高くなりやすい理由は?
国産の普通車と比べると、Gクラスの車検は整備費・部品代が上がりやすいです。理由はシンプルで、クルマが大きく重く、部品も大きいからです。
- タイヤが大きい(G 450 d 通常仕様で265/60R18、G 580 は275/50R20)
- 車両重量が2.5tを超え、ブレーキまわりの消耗が早くなりやすい
- 部品が輸入品で、国産車より単価が高めになりやすい
- 専用の診断機での点検が必要になる場面がある
- オフロードを走ると、下回りの点検・清掃に手間がかかる
特に、ブレーキパッドとローター、タイヤの交換が車検と重なると、費用はぐっと上がります。
例えばこんな会話になることがあります。
「見積もりが思ったより高いんですが」
「今回はブレーキパッドとローターの交換が入っているので、その分なんです」
部品の交換時期は走り方で変わるので、ふだんの点検で減り具合を聞いておくと、車検の時に慌てずに済みます。タイヤの費用はタイヤサイズと交換費用で見られます。

初回車検はいつ?保証との関係
新車の初回車検は登録から3年後、そのあとは2年ごとです。ここで知っておきたいのが、メーカーの無償プログラムとの重なり方です。
| G 450 d | AMG G 63 | G 580 with EQ | |
|---|---|---|---|
| 無償プログラム | メルセデス・ケア | メルセデス・ケア | EQケア |
| 無償の期間 | 3年・走行距離無制限 | 3年・走行距離無制限 | 5年または10万km |
| 初回車検(3年目) | 無償期間の終わりと重なる | 無償期間の終わりと重なる | 無償期間の中 |
| 2回目車検(5年目) | 保証プラス等に入っていれば延長分あり | 保証プラス等に入っていれば延長分あり | 無償期間の終わり前後 |
メルセデス・ケアでは、一般保証修理と定期メンテナンスの工賃・部品が無償です(公式)。ただ、重量税・自賠責などの法定費用は対象外なので、車検で無償になるのは整備の部分だけと考えておきましょう。
実は、どこまでが「定期メンテナンス」で、どこからが自費なのかは、内容によって分かれます。車検の見積もりをもらったら、無償の項目と有償の項目を分けて説明してもらうと安心です。

保証の中身は新車保証・メンテナンスプログラムで詳しくまとめています。
G 450 d とG 63 は、3年目で無償期間が終わります。延長の「保証プラス」(+2年)や、G 450 d の「メンテナンスプラス」(4・5年目)は、加入できる時期が決まっていることがあります。車検の直前に慌てないよう、早めに販売店で確かめておきましょう。
2回目以降の車検で増えやすい項目
年数と距離が進むと、車検で交換をすすめられる部品も増えていきます。5年目や7年目の車検は、初回より費用が上がりやすいと考えておきましょう。
- ブレーキパッド・ローター
- バッテリー(ISGの48Vとは別の補機用も含む)
- ワイパー、エアコンフィルター
- ゴム部品やブーツ類の劣化
- ブレーキフルードなどの油脂類
こうした部品は、走り方と保管場所で減り方が変わります。屋外保管で日差しや雨にさらされる車は、ゴム部品が早めに傷むこともあるんです。
エアコンフィルターやワイパーは自分でも替えられます。手順はエアコンフィルター・ワイパー交換の手順で見られます。
車検はどこに出すのがいい?依頼先の違い
依頼先によって、費用と安心感のバランスが変わります。それぞれの特徴を並べてみます。
| 依頼先 | 費用の傾向 | 良いところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|---|
| 正規ディーラー | 高めになりやすい | 専用の診断機、純正部品、保証との連携 | 予防的な交換が多めに入ることがある |
| 輸入車に強い整備工場 | 中くらい | 相談しやすく、部品の選択肢がある | 工場ごとに得意・不得意がある |
| 車検専門店・チェーン | 安めになりやすい | 早く、料金が分かりやすい | 輸入車の大型SUVに慣れているか確認が要る |
| ユーザー車検 | 法定費用+自分の手間 | 費用をいちばん抑えやすい | 点検整備は自分で手配。Gクラスでは上級者向け |
『ディーラー以外に出すと、保証が使えなくなる?』と心配な方もいますよね。保証期間中に修理が必要になった時は、販売店に持ち込むのが基本です。
保証期間中の車検は、まずディーラーに出すのが無難です。
保証が切れたあとは、輸入車に強い整備工場も選択肢に入ってきます。見積もりを2か所で取り、内容を比べてみてください。
G 580 は高電圧の電池(116kWh)とモーターを積んでいます。高電圧まわりの点検は、扱いに慣れた工場でないと難しいことがあります。EQケアの期間中は、正規ディーラーに出しておくと安心です。電池には8年16万km以内の保証もあります(公式)。
並行輸入車の場合は、正規ディーラーで受け付けてもらえるか、事前の確認が必要です。違いは正規ディーラーと並行輸入の違いで見られます。
車検費用を安く抑えるコツは?
費用を下げるコツは、ムダな交換を減らすことと、まとめて頼むことです。
- 車検の2〜3か月前に、ふだんの点検で消耗品の残りを聞いておく
- 見積もりを「今回交換が必要」と「次回でもよい」に分けてもらう
- 部品の純正品と、品質の確かな同等品の両方で金額を出してもらう
- 保証期間外なら、もう1か所で見積もりを取って比べる
- タイヤやオイル交換は、車検と時期をそろえて工賃を減らす
「次回でもよい」と言われた項目を先送りにするだけで、その回の負担はかなり変わります。ただ、ブレーキやタイヤのように安全に関わる部品は、無理に先送りしないでくださいね。
オイル交換の時期と量はオイル交換の時期・量・リセット方法、G 450 d のAdBlue(尿素水)の補充はAdBlueの補充の時期・費用で見られます。
見積もりで確かめたいこと
見積もりをもらったら、次の点を見てみてください。
- 法定費用と整備費が分かれて書かれているか
- 交換部品ごとに「理由」が説明されているか
- 保証で無償になる項目が明記されているか
- 代行手数料や診断料が別に入っていないか
- 代車の有無と、預ける日数
分からない項目は、その場で聞いて大丈夫です。「これは今回やらないとダメですか?」と聞くだけで、優先順位を教えてもらえることも多いですよ。
代車と預ける日数も費用のうち
Gクラスは大きいので、代車も同じクラスとはいかないことが多いです。ふだんの足として毎日使っている方は、預ける日数と代車の大きさも先に聞いておきましょう。
『部品の取り寄せで1週間かかります』と言われることもあります。輸入車は部品が国内に無いと、取り寄せに時間がかかる場合があるんです。
| 確かめること | なぜ大事か |
|---|---|
| 預ける日数 | 部品の取り寄せで延びることがある |
| 代車の有無と大きさ | 仕事や送り迎えに使えるか |
| 引き取り・納車の対応 | 自分で運ぶ手間と時間を減らせる |
| 支払いの方法と時期 | カード払いや分割ができるか |
車検の満了日ぎりぎりに予約すると、部品待ちで間に合わないこともあります。満了日の1か月前には入庫できるように、早めに予約しておくと安心です。
車検の前にやっておきたいこと
車検の前に自分で確かめておくと、当日の追加費用を減らせます。
- 警告灯がついていないか
- ライト・ウインカー・ブレーキランプが全部つくか
- ワイパーのゴムが切れていないか
- 自動車税を払った記録があるか
- 社外のホイールやリフトアップなど、保安基準に関わるカスタムをしていないか
カスタムをしている場合、車検に通らない状態だと元に戻す費用がかかります。カスタムの注意はカスタム定番と注意点、警告灯の意味は警告灯・警告音の意味と対処にまとめています。
『車検のたびに大きな出費が来るなら、いっそ乗り換えようかな』と迷う方もいます。その時は、維持費と手放す時の価格を並べて比べてみるのがおすすめです。
維持費全体はベンツGクラスの維持費は年間いくら?、次に買う時の交渉はベンツGクラスの値引き相場と限界額で見られます。
よくある質問
ベンツGクラスの車検費用はいくらくらいですか?
法定費用に、点検整備費と部品交換費が加わります。重量税の額や交換部品で大きく変わるため、依頼先の見積もりで確かめるのが確実です。
新車の初回車検はいつですか?
登録から3年後です。そのあとは2年ごとに車検を受けます。
メルセデス・ケアで車検は無料になりますか?
定期メンテナンスの工賃・部品は無償の対象ですが、重量税・自賠責保険料などの法定費用は対象外です。どこまで無償かは販売店で見積もりを分けて確かめましょう。
ディーラー以外で車検を受けてもいいですか?
受けられます。ただ、保証期間中はディーラーに出しておくと、保証修理との連携がしやすく安心です。保証が切れたあとは、輸入車に強い整備工場も比べてみてください。
G 580 の車検で気をつけることは?
高電圧の電池とモーターを積んだ電気自動車なので、扱いに慣れた工場を選ぶことです。EQケアの期間(5年または10万km)は正規ディーラーに出すのが無難です。
まとめ
- 車検費用は「法定費用」と「整備費・部品代・手数料」の合計
- 差がつくのは整備費と部品代で、法定費用はどこでも同じ
- 初回車検は3年目で、G 450 d とG 63 は無償期間の終わりと重なる
- 見積もりは「今回必要」と「次回でもよい」に分けてもらう
- 保証期間中はディーラー、期間後は専門工場とも比べる





コメント