ベンツGクラスのカスタム定番|ブラバス風・リフトアップの注意点

カスタムされた角ばったSUVと取り外した純正グリルが並ぶガレージ

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街で見かけるゲレンデのなかに、黒いグリルや大径ホイールで別の車みたいになっている一台がありますよね。『自分のGクラスもあんなふうにしたい』と思った方も多いはずです。

結論から言うと、Gクラスのカスタムは元に戻せるものから始めるのがいちばん失敗しにくいです。運転支援のセンサーや足まわりに手を入れるものは、車検・保証・売る時の査定まで考えてから決めましょう。

ここでは、定番カスタムの中身と、手を出す前に知っておきたい注意点をまとめています。

目次

ゲレンデのカスタムは何から始める人が多い?

先に結論

人気があるのは、ホイール・グリル・エンブレム・ルーフモールといった「外して戻せる」カスタムです。足まわりやボディ形状を変えるものは、手間も確認事項も一気に増えます。

Gクラスは四角いボディなので、パーツを少し替えるだけで印象ががらっと変わります。だからこそ、どこまでやるかを最初に決めておくのが大事なんです。

よく選ばれるカスタムを、戻しやすさと注意点で並べるとこうなります。

カスタム見た目の変化元に戻しやすさ気をつけること
ホイール交換大きい戻しやすいタイヤ外径・はみ出し・車検
フロントグリル交換大きい戻しやすい前方のカメラやレーダーとの干渉
エンブレム変更小さい〜中戻しやすい別ブランドの誤解を招かないか
ルーフモール交換中戻しやすい防水と取り付けクリップ
フロントバンパー交換大きいふつうセンサー位置・全長の変化
リフトアップ大きい戻しにくい全高・電子制御サスペンション・車検
ローダウン大きい戻しにくい最低地上高・乗り心地
フルカスタム別物になる戻しにくい保証・査定・費用の総額

ホイールやグリルは、純正部品を保管しておけば売る前に戻せます。リフトアップやフルカスタムは、戻すのにも手間がかかると思っておきましょう。

ベンツGクラスの定番カスタムを戻しやすさで並べた図解

ブラバス・マンソリー・ロリンザー風は何が違う?

Gクラスのカスタムで、まず名前が出てくるのがチューナーブランドですよね。『ブラバス風とマンソリー風って、結局どう違うの?』という声もよく聞きます。

ざっくり言うと、それぞれ得意な雰囲気が違います。

スタイルよく言われる雰囲気主なパーツの例
ブラバス風黒基調で力強い。メルセデス系チューナーの代表格ワイドフェンダー、専用グリル、Bのエンブレム、大径ホイール
マンソリー風カーボンを多用した派手めの仕上げカーボンボンネット、エアロ、専用内装
ロリンザー風純正の雰囲気を残した上品な仕上げエアロ、ホイール、控えめなエンブレム

ここで知っておきたいのは、チューナーが仕上げたコンプリートカーと、パーツを付けた「〜風」は別物ということです。

例えば「ゲレンデ エンブレム b」で探される、Bのエンブレム。付けるだけなら手軽ですが、中古で売る時には少し困ることもあります。

「この車、ブラバスですか?」「いえ、エンブレムだけです」

買い手や査定士とこんなやり取りになると、かえって説明が必要になるんです。ベンツGクラスのエンブレムを変えるなら、純正のスリーポインテッドスターは大事に保管しておきましょう。

フルカスタムを考えている方へ

外装・内装・足まわりをまとめて替えるフルカスタムは、総額が車両価格の一部と言えるほどになることもあります。費用はパーツと工賃で大きく変わるので、専門店で見積もりを取ってから決めるのが確実です。

フロントグリル・バンパー・エンブレムを替える前に

Gクラスの顔まわりは、カスタムの効果がいちばん分かりやすい部分です。ただ、2024年改良型(W465)では、前まわりの事情が少し変わっています。

公式発表によると、W465は運転支援の「ドライビングアシスタンスパッケージ」が標準です。マルチビームLEDヘッドライト(片側84個のLED)も全車に付いています。

つまり、フロントにはカメラやレーダーなどのセンサーが並んでいるんです。グリルやバンパーを替えると、センサーの視界をふさいだり、取り付け角度がずれたりすることがあります。

よくある失敗

社外のフロントグリルを付けたら、警告灯が点いたり追従クルーズが使えなくなったりした。そんな話は珍しくありません。自分の年式に適合するか、センサー対応かを事前に確かめましょう。

クラシックグリルは今のGクラスにも付く?

「ゲレンデ クラシックグリル」は、昔のW463を思わせる横桟のグリルを指すことが多いです。年式によって形やセンサー位置が違うので、W463A用とW465用は別物と考えておきましょう。

フロントバンパーを替える時の確認

バンパー交換は全長が変わることがあります。現行型のG 450 d(通常仕様)は全長4,670mmです(メルセデス・ベンツ公式カタログ値)。

全長が変わる幅によっては、車検証の記載を変える手続きが必要になることも。取り付けを頼む店に、車検にそのまま通るかを聞いてみてください。

グリル・バンパーを選ぶ前のチェック
  • 型式(W463A/W465)に適合するか確認する
  • 前方カメラ・レーダーの位置に対応しているか確認する
  • 取り付け後にセンサーの調整(エーミング)が要るか聞いておく
  • 純正部品を保管できる場所を確保する

リフトアップ・ローダウンで気をつけること

「ゲレンデ リフトアップ」で探す方は、オフロード感をもっと出したい方が多いですよね。逆にローダウンで低く構えたスタイルも人気です。

ただ、どちらもGクラスでは慎重に考えたいカスタムです。理由は、現行型の足まわりが電子制御になっているからなんです。

比べる点(現行型・公式)G 450 dG 580 with EQAMG G 63
全高1,980mm1,990mm1,985mm
最低地上高230mm250mm公式値は未確認
足まわりアダプティブダンピングシステム標準電気自動車専用の足まわりAMG ACTIVE RIDE CONTROL標準
最小回転半径6.3m6.3m6.3m

もともと全高が約2mあるので、リフトアップすると2mを大きく超えます。高さ制限2.1m前後の立体駐車場には、入れなくなる場面が出てきます。

ローダウンの場合は、電子制御の足まわりと社外パーツの相性が問題になりがちです。乗り心地が硬くなったり、警告が出たりすることもあります。

『車検は大丈夫?』という心配もありますよね。一般に、全高や全幅が一定の幅を超えて変わると、車検証の記載変更が必要になるとされています。

どこまで変わるかは部品と車で違うので、取り付ける店で事前に確かめましょう。

リフトアップ・ローダウンを決めるまでの順番
  1. 自宅と職場の駐車場の高さ制限を測る
  2. 自分の年式・グレードに適合する部品かを確認する
  3. 電子制御サスペンションへの影響を店に聞く
  4. 車検証の記載変更が要るかを確認する
  5. 保証(メルセデス・ケア)への影響をディーラーに聞く
ベンツGクラスをリフトアップする前に確かめる5項目の図解

駐車場や車庫の高さについては、Gクラスの駐車場と洗車機の注意点も読んでおくと安心です。

ホイールとルーフモールのカスタム

ホイールカスタムは最初の一歩にちょうどいい

ホイール交換は、Gクラスでいちばん多いカスタムかもしれません。純正に戻せるうえに、見た目の変化が大きいからです。

現行型のG 450 d(通常仕様)は265/60R18が純正サイズです。G 580 with EQは275/50R20です(公式カタログ値)。

インチアップする時は、タイヤの外径を純正に近づけるのが基本です。外径が大きく変わると、スピードメーターの表示や運転支援の動きに影響することがあります。

タイヤがフェンダーからはみ出すと、車検に通らないことも。迷ったら、Gクラスのホイールサイズとインチアップで詳しく確かめてみてください。

ルーフモールの外し方と交換

「ゲレンデ ルーフモール」は、屋根の左右に沿ったモール(細長い飾り)のことです。ここを黒に替えたり外したりすると、ボディの線が引き締まって見えます。

ルーフモールの外し方は年式で違いますが、流れはだいたい次のとおりです。

ルーフモール交換のおおまかな流れ
  1. 屋根まわりの汚れを落とし、作業場所を確保する
  2. 端の固定部分を確認し、樹脂のヘラでゆっくり浮かせる
  3. クリップを折らないように少しずつ外す
  4. 新しいモールのクリップ位置を合わせて取り付ける
  5. 雨の日に水漏れがないか確かめる

ただ、屋根は高い位置なので脚立が要りますし、クリップが割れると交換が必要です。自信がなければ、専門店に頼むほうが結局は早いです。

防水に注意

モールの下には取り付け穴があります。付け直しが甘いと雨水が入り込むこともあるので、交換後は水をかけて確認しておきましょう。

クラシック・レストモッドという選び方

カスタムの中には、あえて古いGクラスを手に入れて仕上げる道もあります。「ゲレンデ クラシック カスタム」や「レストモッド」と呼ばれるものです。

レストモッドは、古い車の見た目を残しながら、中身を今の部品で直す作り方のことです。W460(1979年〜)やW463(1990〜2018年)がよく題材になります。

選び方よさ気をつけること
現行型をカスタム運転支援・保証がそろっているセンサーや電子制御との相性
W463Aをカスタムパーツが多く、選択肢が広い年式でセンサー位置が違う
クラシックのレストモッドほかにない雰囲気部品の入手・整備の手間

『古いゲレンデのほうが味がある』という気持ち、分かります。ただ、古い車は整備の手間も費用も読みにくいです。買う前にクラシックGクラスを買う前の注意点にも目を通しておきましょう。

カスタム専門店はどう選ぶ?

ゲレンデのカスタム専門店は、外装が得意な店、足まわりが得意な店、輸入まで手がける店とさまざまです。名前の知名度より、自分のやりたいことの実績があるかで選ぶのがおすすめです。

専門店に聞いておきたいこと
  • 自分の型式(W463A/W465)の施工経験があるか
  • 部品の適合と車検への影響を説明してくれるか
  • 外した純正部品を返してくれるか
  • 施工後の不具合にどう対応するか
  • センサーの調整ができる設備があるか

「この部品、車検は通りますか?」「通るかは年式によるので、確認してからお伝えします」

こんなふうに、分からないことを分からないと言ってくれる店は信頼しやすいです。

売る時に困らないカスタムのコツ

カスタムしたGクラスは、売る時の査定が二つに分かれやすいです。好きな人には高く評価されますが、多くの買取店では純正に近いほうが扱いやすいからです。

実は、Gクラスはもともとリセールが強い車として知られています。だからこそ、カスタムで買い手の幅を狭めないほうが得になりやすいんです。

売る時を考えるなら

純正部品をすべて保管しておく。施工内容と部品名を記録しておく。この2つだけで、売る時の選択肢がぐっと広がります。

カスタムや色がどれくらい査定に響くかは、Gクラスのリセールバリューで詳しく見ています。購入時の総額から考えたい方は、Gクラスの値引き相場と交渉の順番もあわせてどうぞ。

ボディ色をラッピングで変える方法もあります。塗装との違いや色の選び方は、Gクラスの全ボディカラー一覧とつや消しカラーの注意点が参考になります。

よくある質問

ベンツGクラスのカスタムで、いちばん手軽なのは何ですか?

ホイール交換やエンブレムの変更が手軽です。純正部品を保管しておけば戻せるので、売る時にも困りにくいです。

ブラバスのエンブレムだけ付けても問題ありませんか?

付けること自体はできますが、売る時にブラバスのコンプリートカーと誤解されないよう説明が要ります。純正のエンブレムは保管しておきましょう。

リフトアップすると車検に通らなくなりますか?

変わる高さや部品によります。一般に一定の幅を超えると車検証の記載変更が必要とされるので、施工前に店で確認するのが確実です。

カスタムするとメルセデス・ケアの保証は使えなくなりますか?

カスタムした部分や、それが原因の不具合は対象外になることがあります。範囲はディーラーに事前に聞いておきましょう。

ルーフモールは自分で交換できますか?

樹脂のヘラでクリップを外す作業なので不可能ではありません。ただ、高所作業でクリップ割れや水漏れの心配もあるので、不安なら専門店が安心です。

まとめ

この記事の要点
  • Gクラスのカスタムは、ホイールやグリルなど戻せるものから始めると失敗しにくい
  • ブラバス・マンソリー・ロリンザー風は雰囲気が違い、コンプリートカーとパーツ装着は別物
  • W465は前方にセンサーが多く、グリルやバンパー交換は適合確認が大事
  • リフトアップ・ローダウンは電子制御の足まわり・駐車場・車検の3点を先に確認する
  • 純正部品の保管と施工記録が、売る時の選択肢を広げる
ベンツGクラス買いたいドットコム

ベンツGクラス買いたいドットコム 編集部

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