ベンツGクラスで車中泊|フラットにする手順とマット

後席を倒した四角いSUVの荷室にマットと寝袋を敷いたキャンプ場の夕暮れ

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キャンプ場の夜や長距離ドライブの途中で、『ゲレンデの中で寝られたらラクなのに』と思ったことはありませんか。メルセデス・ベンツ Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)は、見た目どおりキャンプが似合う車ですよね。

結論から言うと、後席を倒してマットを敷けば、大人1〜2人の車中泊はできます。ただ、何もしないで寝られるほど平らにはならないので、段差を埋めるひと手間が要ります。

この記事では、フラットに近づける手順とマットの選び方、夜を安全に過ごすための注意点が分かります。

目次

Gクラスで車中泊はできる?先に結論

先に結論

後席を倒すと荷室は最大2,010L(G 450 d・G 63/公式・欧州参考値)まで広がり、大人が横になれる空間は作れます。快適さを決めるのは、段差を埋める工夫とマットです。

まずは、車中泊に関係する数字を並べてみましょう。

項目G 450 d (ISG)G 580 with EQ TechnologyメルセデスAMG G 63 (ISG)
荷室容量(後席格納時)2,010L1,990L2,010L
全長4,670mm(通常仕様)4,680mm4,690mm
全高1,980mm1,990mm1,985mm
後席の分割60:4060:4060:40
エネルギー軽油・タンク100L電気・116kWhハイオク

数字はメルセデス・ベンツの公式発表とカタログ値です。荷室容量は欧州の参考値になります。

全長は4.7m近くありますが、そのうち長いボンネットとエンジンルームが前の方を占めています。寝られる長さは、全長から想像するほど長くはないんです。

荷室の床から前席の背もたれまでの長さは、公式の数字が確認できていません。身長の高い方は、販売店で一度、後席を倒して寝転がらせてもらうのが確実です。

ベンツGクラスの車中泊に関係する荷室容量と全高をグレード別に並べた図解

後席を倒すとフルフラットになる?

『ゲレンデってフルフラットになるの?』という質問はよく見かけます。

正直に言うと、Gクラスの公式資料で「フルフラット」をうたう記述は確認できていません。後席の背もたれを倒しても、荷室の床との間に段差や傾きが残ることがあります。

ここが大事なところです。わずかな傾きでも、ひと晩寝ると腰や首にきます。

Gクラスが車中泊で有利なところ
  • 天井が高いので、中で座っても頭がつかえにくい
  • 箱型なので、四隅まで空間を使いやすい
  • 窓が立っていて、目隠しのシェードを付けやすい
Gクラスが車中泊で不利なところ
  • 後席を倒しても完全には平らになりにくい
  • 床が高く、荷物の出し入れに踏み台があると便利
  • 寝られるのは大人1〜2人が現実的

天井の高さは、中で着替えたり座ってごはんを食べたりする時にうれしいポイントです。ミニバンとは違う形ですが、座って過ごす時間の快適さは十分にありますよ。

フラットに近づける手順

段差と傾きを、上からマットでならしていくイメージです。手順を順番に見ていきましょう。

車中泊の寝床を作る手順
  1. 寝る場所をできるだけ平らな場所に決めて停める
  2. 荷室と後席の荷物をいったん前席や外に出す
  3. 前席をいちばん前まで出し、背もたれを起こす
  4. 後席の背もたれを60:40の両方とも前に倒す
  5. 背もたれと荷室の床の段差に、クッションやたたんだタオルを詰める
  6. その上に厚みのあるマットを敷いて、寝転がって傾きを確かめる
  7. 窓にシェードを付けて、外から見えないようにする

5番の段差埋めが、寝心地を一番左右します。100円ショップのクッションや、使わない座布団でもかまいません。

『いちいち荷物を出すのが面倒…』と思った方も多いはずです。出す荷物を大きな袋やコンテナ1つにまとめておくと、前席にポンと移すだけで済みます。

例えば、到着してからこんな会話になりがちです。

「寝る前に、荷物どこに置く?」
「コンテナごと助手席でいいよ。朝また戻せばいいし」

荷物を細かく分けて積むほど、夜の片付けは大変になります。泊まる日は「夜に出す物」と「朝まで触らない物」を分けて積んでおきましょう。

窓用のシェードやカーテンの選び方は、ベンツGクラスのサンシェード・カーテン・フロアマットの選び方で詳しく見られます。

マットはどれを選ぶ?種類ごとの向き不向き

マット選びで、車中泊の満足度はほとんど決まります。種類ごとの特徴を表にしてみました。

マットの種類厚み段差の吸収しまいやすさ向いている人
エアマット厚めにできる得意小さくたためる荷物を減らしたい人
インフレーターマット中くらいまずまず丸めて収納初めての人
折りたたみウレタンマット薄め〜中くらい苦手かさばる段差埋めと組み合わせる人
専用ベッドキット(社外品)製品しだい得意積みっぱなし車中泊が多い人

表は一般的なマットの特徴をまとめた目安です。商品ごとに厚みや大きさは違うので、荷室の寸法を測ってから選んでみてください。

初めてなら、インフレーターマットと段差埋めのクッションの組み合わせが扱いやすいです。空気が自動で入るので、夜に疲れていても準備がラクなんです。

2人で寝るなら、幅の狭いマットを2枚並べる方が、1枚の大きなマットより荷室の形に合わせやすいことがあります。片側だけ後席を戻して1人で寝る日にも使い回せるので、ムダがありません。

マットを買う前のチェック
  • 荷室の幅と、後席を倒した時の長さを実際に測ったか
  • 厚みは段差を吸収できるくらいあるか
  • たたんだ時に荷室に収まる大きさか
  • 2人で寝るなら、2枚並べられる幅か

車中泊にあると便利な持ち物は?

『マット以外に何を持っていけばいいの?』と迷う方も多いですよね。Gクラスならではの事情も入れて、持ち物を表にしてみました。

Gクラス車中泊で便利な持ち物の使い方をまとめた図解
持ち物役立つ場面Gクラスでのひとこと
段差埋めのクッション寝床づくり背もたれと床のすき間に詰める
窓用シェード目隠し・断熱窓が立っているので付けやすい
寝袋(季節に合ったもの)防寒エンジンに頼らない暖のとり方
ポータブル電源スマホ・照明補機バッテリーの負担を減らす
LEDランタン夜の明かり天井が高いのでつり下げやすい
踏み台荷物の出し入れ床が高いので腰がラクになる
ゴミ袋・ウェットティッシュ車内を汚さないレザー内装の汚れ防止にも

表は一般的な車中泊の持ち物に、Gクラスの形の特徴を合わせた目安です。全部そろえる必要はなく、季節と泊まる回数に合わせて選んでみてください。

実は、意外と役に立つのが踏み台です。Gクラスは最低地上高がG 450 d で230mmあり、荷室の床も高めの位置にあります。

夜に重いクーラーボックスを出し入れする時、踏み台が1つあるだけで腰への負担がかなり変わります。

出発前に車内で確かめておくこと
  • 後席を倒す操作を、明るいうちに一度試したか
  • シェードがすべての窓に合っているか
  • 寝床の上に、朝まで動かさない荷物を置いていないか
  • 車のキーを手の届く場所に置く決まりを作ったか

夜を安全に過ごすための注意点

車中泊で一番気をつけたいのは、エンジンと暖房、そして換気です。ここは手を抜かないでくださいね。

エンジンのかけっぱなしは避ける

G 450 d と G 63 で、エンジンをかけたまま寝るのは避けましょう。雪で排気口がふさがると、一酸化炭素が車内に入るおそれがあります。キャンプ場や道の駅でもアイドリングは周りの迷惑になります。

『じゃあ、冬はどうするの?』という声が聞こえてきそうです。寒い時期は、冬用の寝袋や湯たんぽで体を温める方法が基本になります。

電気自動車のG 580 はどう考える?

G 580 with EQ Technology は電気自動車で、排気ガスが出ません。エンジン車のような一酸化炭素の心配は減りますが、エアコンを使えば駆動用電池の残りは減っていきます。

一充電走行距離は530km(WLTC)とされていますが、冷暖房の使い方で実際の距離は変わります。

翌朝の移動分を残せるように、電池の残りを見ながら使ってみてください。G 580 の詳しい特徴は電気自動車のG 580 with EQ テクノロジーは買いかで触れています。

スマホや照明の電源はどうする?

エンジンを止めた状態でUSBやソケットを長く使うと、補機バッテリーへの負担が気になりますよね。車中泊ではポータブル電源を1台用意しておくと、充電や照明を気兼ねなく使えます。

例えばこんな使い分けです。

「スマホの充電とランタンは、ポータブル電源から」
「車の電源は、走っている時だけ使おう」

こうしておくと、朝にエンジンがかからないという心配も減らせます。

キャンプやキャンピングカー風に使うなら

ゲレンデでキャンプに出かける方もいて、ルーフテントやルーフラックを付けたキャンピングカー風の仕様も見かけます。ただ、Gクラスならではの注意があるんです。

気をつけること数字・事実どう考えるか
もともとの高さ全高1,980mm前後ルーフに載せるとさらに高くなる
全幅1,930〜1,985mm林道や狭いキャンプ場の入口に注意
最低地上高G 450 d 230mm/G 580 250mm未舗装路の段差には強め
屋根に載せられる重さ公式値は未確認取り付け前に販売店で確認

全高と全幅はメルセデス・ベンツの公式発表、最低地上高はカタログ値です。ルーフテントは製品ごとに重さが違うので、車側の許容重量と合わせて確かめておきましょう。

改造は車検との関係も確かめる

ルーフテントの多くは「積んでいる荷物」の扱いになりますが、車体に固定する改造の内容によっては、車検証の記載変更が要る場合があります。付ける前に、取り付けるお店に確認しておくと安心です。

高さが増えると、立体駐車場や屋根付きの駐車場に入れなくなります。

普段の駐車場所の高さ制限についてはベンツGクラスは機械式駐車場・洗車機に入る?もあわせて見てみてください。

車中泊の場所選びと悪路の走り方

どこで寝るかも大切です。車中泊が認められていない駐車場もあるので、場所のルールは先に確かめておきましょう。

場所選びのチェック
  • 車中泊を受け入れているRVパークやオートキャンプ場か
  • 道の駅や公共の駐車場なら、仮眠以外の宿泊が禁止されていないか
  • 地面が平らで、水はけのいい場所か
  • トイレまでの距離は近いか

『せっかくのゲレンデだし、山奥のキャンプ場まで行ってみたい』という方もいますよね。その気持ち、よく分かります。

Gクラスはオフロードに強い車です。3つのデフロックやローレンジを持っていて、キャンプ場までの未舗装路でも頼りになります。

とはいえ、雨のあとのぬかるみや川沿いのサイトでは無理は禁物です。渡河水深はG 450 d が700mm、G 580 が850mmとされていますが、これは限界の目安なので、ふだんのキャンプでは近づかない方が安心です。

悪路での走り方やモードの使い分けは、ベンツGクラスのオフロード性能で詳しく触れています。

よくある質問

ベンツGクラスはフルフラットになりますか?

公式資料でフルフラットをうたう記述は確認できていません。後席を倒しても段差や傾きが残ることがあるので、クッションで埋めてからマットを敷くのがおすすめです。

何人まで車中泊できますか?

大人1〜2人が現実的です。身長や体格で変わるので、販売店で後席を倒して寝転がってみると確実です。

冬にエンジンをかけたまま寝ても大丈夫ですか?

避けましょう。雪で排気口がふさがると一酸化炭素が車内に入るおそれがあります。寝袋や湯たんぽなど、エンジンに頼らない防寒を考えてみてください。

G 580 なら車中泊でエアコンを使えますか?

電気自動車なので排気ガスは出ませんが、エアコンを使うと駆動用電池の残りが減ります。翌朝の移動分を残せるよう、残りを見ながら使いましょう。

ルーフテントは付けられますか?

付けている例はありますが、屋根に載せられる重さの公式値は確認できていません。取り付け前に販売店や取り付け店で確認しておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 後席を倒すと荷室は最大2,010L(G 580 は1,990L)まで広がる
  • フルフラットにはなりにくく、段差埋めとマットが寝心地を決める
  • 寝られるのは大人1〜2人が現実的
  • エンジンのかけっぱなしは避け、防寒は寝袋などで
  • ルーフテントを付けると高さが増え、駐車場の制限に注意

荷室に何がどれだけ載るかはベンツGクラスの荷室の広さ、ボディの寸法はベンツGクラスのサイズ一覧で詳しく見られます。キャンプ用にGクラスを買うと決めたら、ベンツGクラスの値引き相場と交渉の順番もチェックしておきましょう!

ベンツGクラス買いたいドットコム

ベンツGクラス買いたいドットコム 編集部

ベンツGクラスの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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