ベンツGクラスとGLE・GLSの違い|同じベンツの大型SUVで迷ったら

角ばった大型SUVと曲線的な大型SUVが並んで停まっている様子

当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。

同じメルセデスの大型SUVで、GクラスとGLE、GLSのどれにするか。ショールームで並べて見ると、どれも立派で迷ってしまいますよね。

結論から言うと、悪路や形そのものに惚れているならGクラス、街乗りと高速の快適さならGLE、3列目まで人を乗せるならGLSです。

この記事を読めば、3台の作りの違いと、お金のかかり方の違いがはっきりして、どれを見積もりに進めるか決められます。

目次

GクラスとGLE・GLSは何が一番違う?

先に結論

いちばん大きな違いは「車の骨格」です。Gクラスはラダーフレームの本格オフローダー、GLEとGLSは乗用車に近い作りの大型SUVなんです。

メルセデス・ベンツ Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)は、1979年のW460から続く本格的なクロスカントリー車です。ハシゴ型の頑丈なフレームの上にボディを載せる作りを、今も守っています。

いっぽうGLEとGLSは、舗装路を快適に走ることを主に考えて作られたSUVです。乗り心地や静かさ、室内の使いやすさを重く見ています。

『どれもベンツの大きいSUVでしょ?』と思うかもしれません。ただ、骨格が違うと、乗り味もお金のかかり方も変わってきます。

比べることGクラスGLEGLS
車の骨格ラダーフレーム乗用車に近い一体型のボディ乗用車に近い一体型のボディ
得意な場面悪路・雪道・存在感街乗り・高速の快適さ多人数での長距離移動
乗車定員5名(全グレード)モデルで確認3列シート(モデルで確認)
悪路の装備3つのデフロック・ローレンジ電子制御が中心電子制御が中心
見た目箱型でほぼ変わらない形流れるようなSUV形GLEより大きく伸びた形

Gクラスの数字は、2026年9月時点のメルセデス・ベンツ日本の公式情報によるものです。GLEとGLSの定員や装備は、年式とモデルで違うので公式サイトで確かめてみてください。

GクラスとGLE・GLSの違いを骨格と得意な場面で比べた図解

3つのデフロックは本当に必要?

Gクラスを選ぶ理由として、よく出てくるのが悪路の強さです。フロント・センター・リアの3つのデフロックと、減速比2.93のローレンジを持っています。

『でも、雪道くらいしか走らないし…』という方も多いはずです。実際、街と高速が中心なら、GLEやGLSの電子制御の4WDでも困る場面は少ないでしょう。

例えばこんな場面で、違いが出やすくなります。

Gクラスの悪路性能が生きる場面
  • 深い雪が積もった山道や、除雪されていない林道を走る
  • キャンプ場や河原など、ぬかるみや段差のある場所に入る
  • 牽引や荷物を積んで、坂の多い道を長く走る
  • 冠水しやすい場所を通る(G 450 dの渡河水深は700mm、G 580は850mm)

こうした場面が年に何度もあるなら、Gクラスの作りはしっかり役に立ちます。逆に、ほとんど舗装路しか走らないなら、悪路性能は「持っている安心」くらいに考えておくといいですよ。

オフロード装備の中身は、ベンツGクラスのオフロード性能でくわしく紹介しています。

乗り心地と広さはどっちが上?

ここが大事なところです。毎日の乗り心地と室内の広さを重く見るなら、GLEやGLSに分があります。

Gクラスは2024年改良型(W465)で、静かさや乗り心地がかなり改善されました。G 450 dにはアダプティブダンピングシステム、AMG G 63にはAMG ACTIVE RIDE CONTROLが付いています。

それでも、ラダーフレームの車らしい揺れの残り方はあります。『高級車なのに意外と揺れるね』と家族に言われることも。

Gクラスのよいところ
  • 着座位置が高く、見晴らしがよい
  • 角ばったボディで車幅をつかみやすい
  • 悪路や雪道で頼れる
Gクラスで気になりやすいところ
  • 段差での揺れが残りやすい
  • 最小回転半径6.3mで小回りは苦手
  • 定員は5名まで

3列目が必要ならGLS

家族や親戚を6人以上で乗せる機会があるなら、話は早いです。Gクラスは全グレード5人乗りなので、3列シートを持つGLSが候補になります。

荷室は、Gクラス(G 450 d/G 63)が575〜2,010L(欧州参考値)です。後席は60:40で倒せるので、5人までなら荷物もしっかり積めます。

荷室の使い方はベンツGクラスの荷室の広さ、後席の座り心地はベンツGクラスの後部座席の広さで見られます。

サイズと駐車場ではどっちがラク?

『家の駐車場に入るかな』という心配は、3台どれにもついて回りますよね。大型SUVなので、どれも機械式駐車場はまず難しいと考えておきましょう。

Gクラスの寸法は次のとおりです。2026年9月時点のメーカー公表値です。

モデル全長全幅全高最小回転半径
G 450 d(通常仕様)4,670mm1,930mm1,980mm6.3m
G 450 d(AMGライン)4,680mm1,985mm1,980mm6.3m
G 580 with EQ Technology4,680mm1,985mm1,990mm6.3m
メルセデスAMG G 634,690mm1,985mm1,985mm6.3m

Gクラスは全長が4,670〜4,690mmに収まる一方、背が約1,980mmと高いのが特徴です。立体駐車場の高さ制限に引っかかりやすいので、よく行く場所の制限を先に見ておきましょう。

GLEとGLSの寸法は、年式とモデルで変わります。とくにGLSは全長が長いので、車庫の奥行きを測ってから比べてみてください。

駐車場は「幅」と「高さ」の両方を見る

一般的な機械式駐車場は全幅1,850mm・全高1,550mm程度の制限が多く、Gクラスは入りません。自宅の車庫だけでなく、職場や行きつけの店の駐車場も確かめておきましょう。

くわしくはベンツGクラスは機械式駐車場に入る?でまとめています。

価格と維持費はどれくらい違う?

お金の話は、いちばん気になるところですよね。Gクラスの新車価格は、2026年9月時点のメーカー希望小売価格(消費税込)で次のとおりです。

Gクラスのモデル新車価格自動車税(年)燃費・電費(WLTC)
G 450 d (ISG)1,866万円50,000円11.7km/L(軽油)
G 580 with EQ Technology2,237万円(2025年11月発売時)25,000円262Wh/km
メルセデスAMG G 63 (ISG)2,868万円66,500円6.8km/L(ハイオク)

GLEやGLSは、モデルとグレードでかなり幅があります。一般には、GLEの方がGクラスより手の届きやすいところから選べると言われますが、最新の価格は公式サイトや見積もりで確かめるのが確実です。

自動車税は、輸入車でも国産車と同じく排気量で決まります。同じ3.0Lクラスのディーゼル同士なら、税額は同じ区分になりますよ。

電気自動車で比べるなら

『どうせなら電気自動車にしたい』という方もいますよね。Gクラスには、電気自動車のG 580 with EQ Technologyがあります。

一充電走行距離は530km(WLTC)で、4つのモーターを使ってその場で向きを変える「G-TURN」も持っています。急速充電はCHAdeMOの150kWまで対応です。

GLEやGLSの電動化モデルと比べる時は、航続距離と充電の環境を並べてみてください。くわしくはG 580 with EQ テクノロジーは買いかで紹介しています。

リセールの考え方は少し違う

『どうせなら、売る時に値段が残る方がいい』と考える方も多いはずです。Gクラスは中古車でも人気が根強く、リセールが高めの車種として知られています。

ただし、具体的な残価率は時期・色・ハンドル位置で大きく動きます。数字を決め打ちせず、「Gクラスは値落ちが緩やかと言われやすい」くらいで見ておくのが安全です。

Gクラスの3モデルの価格と自動車税を並べた図解

リセールの差はベンツGクラスのリセールバリュー、年間の出費はベンツGクラスの維持費は年間いくら?で確かめられます。

「ベンツGクラスのセダン」はある?

検索していると、Gクラスのセダンという言葉を見かけることがありますよね。結論から言うと、Gクラスにセダンはありません。

Gクラスは5ドア・5人乗りのクロスカントリー型SUVだけです。ロングやカブリオレも、現行の日本正規ラインアップにはありません。

名前の似た「GLE」「GLS」「GLC」はSUV、「Eクラス」「Sクラス」がセダンの代表です。アルファベットが似ているので、カタログを見る時に混ざりやすいんです。

名前の見分け方

メルセデスのSUVは「GL」で始まるものが多く、GLA・GLB・GLC・GLE・GLSと並びます。Gクラスはその流れとは別の、独立した車種です。

ゆったりしたセダンの乗り味が欲しいけれど背の高さも欲しい、という方は、GLEやGLSの方が希望に近いかもしれません。

どっちを選ぶ?タイプ別の決め方

ここまでの違いを、あなたの使い方に当てはめてみましょう。迷った時は、次の順番で答えてみてください。

選び方の順番
  1. 6人以上で乗る機会が月に何度かある? あるならGLSを中心に見る
  2. 雪道・悪路・キャンプ場を走る機会が多い? 多いならGクラスを中心に見る
  3. 見た目と存在感に強くひかれている? ひかれているならGクラスを見積もりに入れる
  4. どれにも当てはまらず快適さ重視なら、GLEを中心に見る

『Gクラスがいいけど、家族の乗り心地が心配…』という方は、家族も連れて試乗してみるのがいちばんです。後席に座ってもらうと、答えがすぐ出ますよ。

ほかのブランドとも比べたい方は、ベンツGクラスとランドクルーザーの比較や、まとめのベンツGクラスのライバル比較も参考にしてみてください。

見積もりは2台並べて取る

候補が2台に絞れたら、同じ条件で見積もりを取って並べるのがおすすめです。オプションや諸費用まで入れた「乗り出し総額」で比べると、思っていた差と違うこともあります。

ベンツGクラス買いたいドットコム

ベンツGクラスの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、ベンツGクラスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

値引きの考え方や交渉の順番は、ベンツGクラスの値引き相場と限界額でまとめています。

タイプ別にGクラス・GLE・GLSのどれを選ぶかを示した図解

よくある質問

ベンツGクラスとGLEのいちばんの違いは何ですか?

車の骨格です。Gクラスはラダーフレームと3つのデフロックを持つ本格オフローダーで、GLEは舗装路の快適さを重く見た大型SUVです。

ベンツGクラスにセダンはありますか?

ありません。Gクラスは5ドア・5人乗りのSUVだけです。セダンが欲しい場合はEクラスやSクラスが候補になります。

7人乗りのGクラスはありますか?

現行の日本仕様は全グレード5人乗りです。3列シートが必要ならGLSを検討してみてください。

GクラスとGLE、維持費が安いのはどちらですか?

モデルとグレードで変わります。Gクラスの自動車税はG 450 dで年50,000円、G 63で年66,500円、G 580で年25,000円です。GLEも排気量で税額が決まるので、候補のモデル同士で比べてみてください。

乗り心地がいいのはどちらですか?

一般には、乗用車に近い作りのGLEやGLSの方が舗装路では快適と言われます。Gクラスも2024年改良型で改善されているので、試乗で確かめるのが確実です。

まとめ

この記事の要点
  • いちばんの違いは骨格。Gクラスはラダーフレーム、GLEとGLSは乗用車に近い作り
  • 悪路や形に惚れているならGクラス、快適さならGLE、3列目が必要ならGLS
  • Gクラスは全グレード5人乗り。セダンやロングは現行の日本仕様に無い
  • Gクラスの新車価格はG 450 dで1,866万円から(2026年9月時点)
  • 候補が絞れたら、同じ条件で見積もりを取って総額で比べる
ベンツGクラス買いたいドットコム

ベンツGクラス買いたいドットコム 編集部

ベンツGクラスの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次