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中古のゲレンデを眺めていると、同じ四角い形なのに年式で値段がまるで違いますよね。『どれが旧型で、どれが新しいの?』と迷う方も多いはずです。
結論から言うと、メルセデス・ベンツ Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)の歴代は、W460・W463・W463A・W465の4つに分けると分かりやすいです。見た目はよく似ていますが、中身と価格の世代はここで区切れます。
この記事では、世代ごとの登場年と日本でのグレード、そして手元の1台がどの世代かを見分けるコツまでお伝えします。
ゲレンデの歴代は4世代。まずは一覧で
Gクラスは1979年に生まれ、形を大きく変えずに40年以上作られてきた車です。だからこそ「どこからが新型?」が分かりにくいんですよね。
まずは世代と型式を一覧にしておきます。
| 世代 | 型式(社内コード) | 登場 | 日本での主な動き |
|---|---|---|---|
| 初代 | W460(業務・軍用の派生にW461) | 1979年 | 1983年に300GDで輸入開始、1987年に230GE |
| 2代目 | W463 | 1990年 | 1991年に300GEで導入、2018年まで約28年販売 |
| 3代目 | W463A | 2018年 | 2018年6月6日に日本発表(G 550・AMG G 63) |
| 現行 | W465(2024年改良型) | 2024年 | 2024年7月26日発売(G 450 d・AMG G 63) |
型式の年代はメルセデス・ベンツ日本の発表と大手自動車メディアの情報によります。
「旧型」と呼ばれるのは主にW460とW463です。2018年のW463Aから中身が大きく新しくなり、2024年の改良でW465という社内コードに変わりました。いま新車で買えるのはW465だけです。
ちなみに、W465は「フルモデルチェンジ」とは言い切れない立ち位置です。見た目はW463Aの改良版で、メーカーも「2018年以来の大幅な改良」という説明をしています。

初代W460と派生のW461はどんな車?
ゲレンデの歴史は、1979年のW460から始まります。もともと業務用・軍用にも使える本格的なクロスカントリー車として作られた車なんです。
開発はメルセデス・ベンツとオーストリアのシュタイア・ダイムラー・プフの共同で、生産もオーストリアのグラーツで行われてきました。
『W461って何?』という方もいますよね。W461は、W460をベースにした業務・軍用向けの派生モデルです。乗用のW463が出てからも、仕事用の車として作り続けられました。
日本には1983年に300GDが入り、1987年にはガソリンの230GEが加わりました。いま「クラシックGクラス」と呼ばれる個体の多くは、このW460と次のW463前期です。
W460は40年以上前の車です。部品の手に入りやすさや整備できる工場は、普通の中古車と前提が違います。旧車として選ぶ時の注意はクラシックGクラスを買う前ににまとめています。
2代目W463は28年続いた「昔のゲレンデ」
1990年に登場したW463は、乗用車としての快適さを高めた世代です。フルタイム4WDになり、内装も上質になりました。
日本には1991年に300GEで入り、2018年まで約28年も売られました。中古車市場で見かけるゲレンデの多くが、このW463なんです。
28年も続くと、同じW463でも中身はかなり違います。エンジンや装備は何度も入れ替わり、AMGモデルも加わりました。
- 車検証の初度登録年月を見る
- 前期か後期か(年式)で装備を確認する
- 正規ディーラー車か並行輸入車かを確認する
- 整備記録簿が残っているかを確認する
『W463ならどれも同じ?』と思いがちですが、そこが落とし穴です。年式が10年違えば、別の車くらいに考えておきましょう。
3代目W463Aで何が変わった?
2018年のW463Aは、見た目の雰囲気を残したまま中身をほぼ作り直した世代です。メーカーは「新型Gクラス」として発表しました。
日本では2018年6月6日に発表され、当時の価格はG 550が1,562万円、メルセデスAMG G 63が2,035万円(いずれも当時・消費税込)でした。
その後、ディーゼルが追加されています。
| 年月 | 追加・変更 | 世代 |
|---|---|---|
| 2018年6月 | G 550/AMG G 63 発表 | W463A |
| 2019年4月 | G 350 d 追加 | W463A |
| 2021年5月 | G 400 d 追加 | W463A |
| 2024年7月 | G 450 d/AMG G 63 発売 | W465 |
| 2024年10月 | G 580 with EQ Technology 追加 | W465 |
発表直後は、従来型のW463も一時的に並べて売られていました。そのため2018年式は、旧型と新型が混ざっているんです。
W463とW463Aの具体的な違いは、W463とW463Aの違いで詳しく比べています。

現行型(W465)は何がどう新しい?
2024年7月26日に日本で発売されたのが、2024年改良型のW465です。車検証の型式が「465」番台に変わりました。
一番大きいのは、全車に48VのISGという電気システムが付いたことです。さらにGクラス初の電気自動車、G 580 with EQ Technologyも加わりました。
| グレード | 価格(2026年9月時点) | 動力 |
|---|---|---|
| G 450 d (ISG) | 1,866万円 | 3.0L直6ディーゼルターボ+ISG |
| G 580 with EQ Technology | 2,237万円(2025年11月発売時) | 電気(4モーター) |
| メルセデスAMG G 63 (ISG) | 2,868万円 | 4.0L V8ツインターボ+ISG |
メーカー希望小売価格・消費税込。G 580は2026年7月改定の有無を確認できていないため、2025年11月の価格です。
「ゲレンデのランク」を価格で並べると、G 450 d、G 580、AMG G 63の順になります。グレードの細かい違いはグレードの違いを一覧で比較でどうぞ。
G 550・G 350 d・G 400 dはW463A時代のグレードです。いまの新車カタログには載っていないので、中古で探すことになります。
手元のゲレンデは何年式?型式の見分け方
見た目が似ているので、写真だけで世代を当てるのは意外と難しいですよね。実は、車検証を見るのが一番確実です。
- 車検証の「型式」欄を見る
- 型式の数字が463か465かを確認する
- 「初度登録年月」で年式を確認する
- 2018年式なら、W463かW463Aかを販売店に聞く
W465の型式は、G 450 dが3CA-465310C、AMG G 63が4AA-465250C、G 580がZAA-465600Cです。ここに465が入っていれば現行世代です。
W463とW463Aはどちらも「463」を含むため、数字だけでは分けにくいことも。その場合は初度登録年月と、内装のメーター周りで判断します。
例えばこんな会話になります。
「この2018年式、新型ですか?」
「メーターが横長の液晶なら新型のW463Aですね」
W463Aからは、横長のワイドなディスプレイがメーターとナビを一つにまとめています。W463は丸いアナログのメーターが基本なので、ここで見分けがつきやすいです。

中古車サイトの「Gクラスロング」は掲載カテゴリの名前で、ロングボディ車とは限りません。表記より車検証と実車で確かめておきましょう。
ゲレンデのメーカーと生産国。中国製はある?
『ゲレンデってどこのメーカー?』という質問もよく見かけます。Gクラスはメルセデス・ベンツの車で、生産はオーストリアのグラーツです。
組み立ては、グラーツにあるマグナ・シュタイアの工場が担っています。メルセデスの車はドイツ以外でも作られていますが、Gクラスはこのグラーツ生産で知られているんです。
「Gクラス 中国製」という話を見かけることもありますね。メルセデスの公式情報で案内されているGクラスの生産拠点はグラーツです。中国製と書かれていたら、別の車種の話と混ざっていないか確かめてみてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | メルセデス・ベンツ |
| 生産 | オーストリア・グラーツ(マグナ・シュタイア) |
| 骨格 | ラダーフレーム |
| 4WDの仕組み | デフロック3つ(前・中央・後)、ローレンジ |
この骨格と4WDの仕組みは、W460から現行まで受け継がれてきたGクラスらしさです。
歴代のどれを選ぶ?予算と使い方で考える
歴代のどれが合うかは、何を重視するかで変わります。迷う方は、次の表で自分の優先順位を当てはめてみてください。
| 重視すること | 向いている世代 |
|---|---|
| 新車保証で安心して乗りたい | W465(メルセデス・ケア3年走行無制限) |
| 現代の快適装備を中古で | W463A(2018〜2024年) |
| 価格を抑えて四角い形に乗りたい | W463後期 |
| 古い車そのものを楽しみたい | W460・W463前期 |
『安いW463で十分じゃない?』と考える方もいますよね。ただ、古い世代ほど整備の手間と費用が読みにくくなります。車両価格だけで比べないのが大事なところです。
ボディカラーの種類も世代と年式で違います。例えば2024年7月のローンチエディションでは、G 450 dにソーダライトブルーという新色が用意されました。
同じ「黒」や「白」でも、世代によって色の名前が違うことがあります。色の一覧はGクラスの全ボディカラー一覧で確認できます。
中古で探す場合は、まず条件を絞って在庫を見比べてみると相場観がつかめます。
ベンツGクラス買いたいドットコム
ベンツGクラスの値段、先に相場を見ておく
年式と世代(W463・W463A・W465)で絞って、中古のGクラスを見比べる
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
新車も視野に入れるなら、ベンツGクラスの値引き相場と限界額で総額の考え方を先に押さえておきましょう。呼び名の由来が気になる方はなぜ「ゲレンデ」と呼ばれるのかもどうぞ。
よくある質問
ベンツGクラスはいつからある車ですか?
1979年に初代W460が登場しました。日本には1983年から輸入されています。形を大きく変えずに40年以上作られてきた、メルセデスでも長寿の車種です。
ゲレンデの旧型と新型はどこで分かれますか?
中身で区切るなら2018年のW463Aからが新しい世代です。いま新車で買えるのは、2024年改良型のW465です。
W461とは何ですか?
W460をもとにした業務・軍用向けの派生モデルです。日本の正規の乗用車ラインアップで見ることはほとんどありません。
ゲレンデは中国で作られていますか?
メルセデスの公式情報で案内されているGクラスの生産拠点は、オーストリアのグラーツです。購入時は車検証と販売店の説明で確かめておくと安心です。
年式はどこで確認できますか?
車検証の「初度登録年月」と「型式」で確認できます。型式に465が入っていれば2024年改良型です。
まとめ
- Gクラスの歴代はW460(1979年)・W463(1990年)・W463A(2018年)・W465(2024年改良型)の4世代
- 日本ではW460が1983年、W463が1991年、W463Aが2018年6月、W465が2024年7月に登場
- いまの新車はG 450 d 1,866万円・G 580 2,237万円・AMG G 63 2,868万円の3本立て(2026年9月時点)
- 世代は車検証の型式(463か465か)と初度登録年月で見分ける
- 生産はオーストリア・グラーツ





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