当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
Gクラスが欲しいと思っても、『G 450 d、G 580、G 63……結局どれがいいの?』と迷いますよね。名前だけでは中身の違いがつかみにくいんです。
結論から言うと、2026年9月時点で新車で選べるメルセデス・ベンツ Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)は3グレードです。価格と燃費で選ぶならG 450 d、静かさと電気の走りならG 580、速さと迫力ならAMG G 63が軸になります。
この記事を読めば、3つの違いを数字で横並びに見て、自分に合うグレードを決められます。
Gクラスのグレードは今いくつある?
まずは今の顔ぶれを確かめておきましょう。
2026年9月時点の日本仕様は、2024年7月に発売された2024年改良型(W465)です。カタログに載っている通常モデルは、次の3つです。
| グレード | 動力 | 価格(2026年9月時点) |
|---|---|---|
| G 450 d (ISG) | 3.0L直6ディーゼルターボ+ISG | 1,866万円 |
| G 580 with EQ Technology | モーター4基(電気自動車) | 2,237万円 |
| メルセデスAMG G 63 (ISG) | 4.0L V8ツインターボ+ISG | 2,868万円 |
メーカー希望小売価格・消費税込です。G 580は2025年11月発売時の価格で、2026年7月の改定で変わったかは確認できていません。
この3つのほかに、時期ごとに台数を決めた限定車が出ます。限定車はカタログモデルとは別の扱いです。
今のGクラスは、ディーゼルのG 450 d、電気自動車のG 580、V8のAMG G 63の3本立てです。どれも全車フルタイム4WD・5人乗りで、右ハンドルと左ハンドルを同じ価格で選べます。
『G 500やG 550はもう無いの?』と思った方もいますよね。
G 550やG 400 dは前の世代のグレードで、今は新車で買えません。くわしくは後半でお話しします。
3グレードを一覧で比べると?
ここが一番大事なところです。
価格や性能だけでなく、税金・サイズ・保証まで並べてみます。数値はメルセデス・ベンツ日本の公式発表によります。
| 比べるところ | G 450 d | G 580 with EQ | AMG G 63 |
|---|---|---|---|
| 価格(2026年9月時点) | 1,866万円 | 2,237万円 | 2,868万円 |
| 動力 | 3.0L直6ディーゼル+ISG | モーター4基(各108kW) | 4.0L V8ツインターボ+ISG |
| 最高出力 | 367PS | 587PS(システム) | 585PS |
| 最大トルク | 750N・m | 1,164N・m | 850N・m |
| 変速機 | 9速AT | 2速(減速機) | 9速(AMGスピードシフトTCT) |
| 燃料 | 軽油 | 電気 | ハイオク |
| WLTCモード | 11.7km/L | 262Wh/km(一充電530km) | 6.8km/L |
| 全幅 | 1,930mm(通常仕様) | 1,985mm | 1,985mm |
| 車両重量 | 2,540kg | 3,120kg | 2,570kg |
| 自動車税(年額) | 50,000円 | 25,000円 | 66,500円 |
| 渡河水深 | 700mm | 850mm | カタログで確認 |
| 新車保証 | メルセデス・ケア 3年・走行無制限 | EQケア 5年または10万km | メルセデス・ケア 3年・走行無制限 |
G 450 dはAMGラインパッケージを付けると全幅1,985mmになります。自動車税は2019年10月1日以降に新規登録した自家用乗用車の標準税率です。

『数字が多くてどこを見ればいいか分からない』という方は、まず価格・燃料・自動車税の3つだけ見てみてください。毎月の出費に効いてくるのはこのあたりなんです。
細かいスペックの一覧はベンツGクラスのスペック一覧、価格の推移はベンツGクラスの新車価格一覧にまとめています。
グレードごとに向いている人は?
数字の違いが分かったところで、どんな人に合うかを見ていきます。
G 450 dが向いている人
G 450 dは、3つの中でいちばん価格が抑えられた主力グレードです。燃費もWLTCモードで11.7km/Lと、G 63の6.8km/Lよりかなり良い数字です。
- 長い距離を走ることが多い
- 燃料代と税金をなるべく抑えたい
- 全幅を1,930mm(通常仕様)に収めたい
- 給油の回数を減らしたい(燃料タンク100L)
ディーゼルなので、AdBlue(尿素水)の補充が必要になる点は覚えておきましょう。くわしくはベンツG 450 dはどんなグレード?で書いています。
G 580 with EQが向いている人
G 580はGクラス初の電気自動車です。4つのタイヤをそれぞれモーターで動かし、その場で回る「G-TURN」や、回転半径を小さくする「G-STEERING」が使えます。
- 自宅に充電できる環境がある
- 静かでなめらかな走りが好き
- 自動車税を抑えたい(年25,000円)
- 保証を長めに確保したい(EQケア5年または10万km)
一方で、車両重量は3,120kgと3つの中でいちばん重くなります。重量税の区分も3.0t超3.5t以下と、ほかの2つより上です。くわしくは電気自動車のG 580 with EQ テクノロジーは買いかをどうぞ。
AMG G 63が向いている人
AMG G 63は、4.0L V8ツインターボで585PSを出すいちばん上のグレードです。エンジンは1人の職人が1基を組み上げる「One Man, One Engine」の方式で作られています。
- Gクラスらしい迫力とV8の音にこだわりたい
- 走りの速さを重視したい(0-100km/h 4.4秒・欧州参考値)
- 燃料代や税金の差は気にしない
『G 450 dとの1,002万円の差は何に払うの?』と思いますよね。主にV8エンジンとAMG専用の足まわり、見た目の迫力です。
くわしくはメルセデスAMG G 63の価格と性能で書いています。

どのグレードにも付いている装備は?
『安いG 450 dだと、装備が少ないのでは?』と心配になりますよね。実は2024年の改良で、全グレードに共通して付いた装備が多いんです。
- ISG(48V電気システム)による電動化(G 580は電気自動車)
- MBUX(「ハイ、メルセデス」)とキーレスゴー
- ワイヤレスチャージング・ステアリングヒーター・Burmester 3Dサウンド
- ドライビングアシスタンスパッケージ(再発進機能付きのディストロニックなど)
- トランスペアレントボンネットとオフロードコックピット
細かな装備の標準・オプションの差は年式で変わるため、見積もりの時に確かめておきましょう。安全装備の中身はベンツGクラスの安全装備・運転支援で書いています。
オフロードの機能はグレードでどう違う?
3つとも、ラダーフレームと3つのデフロックを持つ本格的なクロスカントリー車です。ただ、走りのモードや水の中を進める深さには差があります。
| 比べるところ | G 450 d | G 580 with EQ | AMG G 63 |
|---|---|---|---|
| 走行モード | 計7モード | 専用の機能あり | 計8モード |
| 渡河水深 | 700mm | 850mm | カタログで確認 |
| 独自の機能 | アダプティブダンピング | G-TURN・G-STEERING・オフロードクロール | AMG ACTIVE RIDE CONTROL |
キャンプや雪道で使うくらいなら、どのグレードでも心配は少ないはずです。オフロードの性能はベンツGクラスのオフロード性能で詳しく書いています。
昔のグレード(G 350 d・G 400 d・G 550)との関係は?
中古車を見ていると、今のカタログに無いグレード名がたくさん出てきますよね。
それらの多くは、2018〜2024年のW463A時代のグレードです。新車では買えませんが、中古車ではよく見かけます。
| グレード | 世代 | 日本での登場 | 今の新車 |
|---|---|---|---|
| G 550 | W463A | 2018年6月 | 買えない |
| G 350 d | W463A | 2019年4月 | 買えない |
| G 400 d | W463A | 2021年5月 | 買えない |
| G 450 d | W465 | 2024年7月 | 買える |
| G 580 with EQ | W465 | 2024年10月 | 買える |
| AMG G 63 | W463A/W465 | 2018年6月/2024年7月 | W465を買える |
G 450 dは、ディーゼルとしてはG 400 dのあとを継ぐグレードです。G 400 dより出力が37PS、トルクが50N・m上がっています。
G 500という名前は、海外仕様の直6ガソリンなどで使われています。2026年9月時点の日本の正規ラインアップには無いので、並行輸入車かどうかを確かめておきましょう。
例えば、中古車を見に行くとこんな会話になることもあります。
「G 400 dとG 450 dって、名前が近いけど何が違うんですか?」
「世代が違うんです。G 450 dは2024年の改良型で、MBUXやISGが付いています」
世代の見分け方はベンツGクラスの歴代モデル一覧で詳しく書いています。
限定車・AMGライン・MANUFAKTURはどう考える?
同じグレードでも、仕様の選び方で中身と価格が変わります。ここも迷いやすいところですよね。
- 価格が分かりやすく、比べやすい
- 好きなオプションを選んで組める
- 納期の相談がしやすい
- 台数が決まっていて、手に入りにくい
- ハンドル位置や色が決まっている場合がある
- 価格は2,700万円〜3,500万円台(当時)と高め
G 450 dの通常モデルでは、2024年11月以降、AMGラインパッケージがオプションです。付けると20インチのホイールになり、全幅は1,985mmに広がります。
MANUFAKTUR(マヌファクトゥーア)は、メルセデスの特別注文の仕組みです。つや消しの「マグノ」を含む特別な色や、専用の内装色を選べます。限定車でMANUFAKTURアガベグリーンを選ぶと、100万円の追加でした。
『限定車の方がリセールは良いのでは?』と考える方もいます。ただ、限定車の値動きは色や台数で変わり、ここでは断定できません。
オプションの選び方はベンツGクラスのオプションは何を付ける?、限定車の一覧はベンツGクラスの限定車・特別仕様車一覧をどうぞ。
迷ったらグレード別に見積もりを取る
グレードで迷った時は、2つのグレードで見積もりを並べてみるのがおすすめです。
本体価格の差だけでなく、オプション・税金・保険まで入った総額で見ると、思ったより差が小さかったり大きかったりします。
- 候補を2グレードに絞る
- 同じオプション・同じ色でそろえてもらう
- 総額と納期を並べて比べる
- 燃料代・税金など毎年の出費も足して考える
値引きの目安と交渉の順番はベンツGクラスの値引き相場と限界額にまとめています。毎年の出費はベンツGクラスの維持費は年間いくら?で内訳を出しています。

よくある質問
ベンツGクラスのグレードはいくつありますか?
2026年9月時点の通常モデルは、G 450 d (ISG)、G 580 with EQ Technology、メルセデスAMG G 63 (ISG)の3つです。このほかに時期ごとの限定車があります。
いちばん安いグレードはどれですか?
G 450 dで、2026年9月時点の価格は1,866万円(メーカー希望小売価格・消費税込)です。
燃費がいちばん良いのはどのグレードですか?
ガソリン・ディーゼルの中ではG 450 dのWLTCモード11.7km/Lがいちばん良い数字です。G 580は電気自動車で、一充電走行距離は530km(WLTC)です。
G 550やG 400 dは今でも新車で買えますか?
どちらもW463A時代のグレードで、2026年9月時点では新車で買えません。中古車で探すことになります。
グレードで保証の内容は違いますか?
G 450 dとAMG G 63はメルセデス・ケア(3年・走行無制限)、G 580はEQケア(5年または10万km)です。
まとめ
- 2026年9月時点のGクラスはG 450 d・G 580 with EQ・AMG G 63の3グレード
- 価格は1,866万円・2,237万円・2,868万円で、全車フルタイム4WD
- 燃費と価格ならG 450 d、静かさと税金ならG 580、速さと迫力ならG 63
- G 550・G 350 d・G 400 dはW463A時代のグレードで新車では買えない
- 迷ったら2グレードの見積もりを同じ仕様でそろえて比べる





コメント