ベンツGクラスは運転しやすい?視界・小回り・高速

四角い大型SUVの運転席から見た平らなボンネットと前方の道路

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大きくて四角いゲレンデを前にすると、『これ、自分に運転できるのかな』と少し不安になりますよね。メルセデス・ベンツ Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)は、数字だけ見るとかなり大きな車です。

結論から言うと、前と横の見切りはよく、慣れれば思ったより運転しやすい車です。ただ、小回りと狭い駐車場は苦手なので、そこは数字で覚悟しておく必要があります。

この記事を読めば、視界や小回り、高速道路での運転のしやすさを、自分の使い方に当てはめて判断できます。

目次

ゲレンデは運転しやすい?先に結論

先に結論

運転席が高く、ボンネットとボディが四角いので、車の端がつかみやすい車です。一方で最小回転半径は6.3mあり、Uターンや狭い道の右左折では切り返しが増えます。

まずは、運転のしやすさに関わる数字を見てみましょう。

項目G 450 d(通常仕様)G 580 with EQ TechnologyメルセデスAMG G 63
全長4,670mm4,680mm4,690mm
全幅1,930mm1,985mm1,985mm
全高1,980mm1,990mm1,985mm
最小回転半径6.3m6.3m6.3m
車両重量2,540kg3,120kg2,570kg
駆動方式フルタイム4WD4モーター4WDフルタイム4WD

数字は2024年改良型(W465)のメルセデス・ベンツ公式発表とカタログ値です。G 450 d はAMGラインパッケージを付けると全幅1,985mm・全長4,680mmになります。

全長は4.7m弱で、見た目の迫力ほど長い車ではありません。気をつけたいのは、全幅と最小回転半径の方なんです。

ベンツGクラスの全幅と最小回転半径などの運転に関わる数字をグレード別に並べた図解

運転席からの視界はどう?

『大きい車って、どこまでが自分の車か分からなくて怖い』という方も多いですよね。実はGクラスは、その点では得意な方なんです。

フロントガラスが立っていて、ボンネットも平らで四角い形をしています。運転席に座ると、ボンネットの両端がよく見えるので、左右の幅がつかみやすいんです。

フェンダーの上にあるウインカーも、車の角の目印になります。初めてでも、車の四隅をイメージしやすい作りですよ。

運転席に座ったら確かめたいこと
  • ボンネットの左右の端が見えるか
  • 左前のタイヤの位置を感覚でつかめるか
  • サイドミラーで後輪の近くまで見えるか
  • 後ろのスペアタイヤで、ルームミラーの視界がどれだけ隠れるか

後ろの視界はカメラに頼る

後ろはどうしても見えにくくなります。G 450 d と G 63 は、バックドアにスペアタイヤを背負っているからです。

ルームミラーで見える範囲は、スペアタイヤのぶん一部が隠れます。バックする時は、カメラとミラーを合わせて使うのが基本になります。

運転席の高さと乗り降り

運転席は高い位置にあり、乗用車から乗り換えると見晴らしのよさに驚くはずです。渋滞でも前の様子が見えやすいのは、うれしいポイントですよね。

その代わり、乗り降りでは段差を上り下りする動きになります。

最低地上高はG 450 d で230mmあるので、裾の長い服の日や足腰に不安がある方は、乗り降りのしやすさも試乗で確かめておきましょう。サイドステップについてはベンツGクラスのサイドステップ・外装パーツで触れています。

夜の運転は見やすい?

夜道が不安な方もいますよね。2024年改良型には、片側84個のLEDを使ったマルチビームLEDヘッドライトが標準で付いています。

Gクラスの2024年改良型に搭載されたLEDヘッドライトとアダプティブハイビームの特徴をまとめた図解

前の車や対向車を避けながらハイビームの範囲を自動で変える、アダプティブハイビームアシスト・プラスも標準です。街灯の少ない郊外の道でも、手元でライトを切り替える手間が減ります。

小回りは利く?最小回転半径6.3mの実際

ここがGクラスで一番覚悟がいるところです。最小回転半径は、G 450 d・G 580・G 63 のどれも6.3mあります。

例えば、片側1車線の道でUターンしようとすると、一度では回りきれない場面が多くなります。狭い住宅街の交差点を曲がる時も、内側のタイヤの位置に気を配る必要があるんです。

狭い道を曲がる時のコツ
  1. 交差点の手前で、いつもより少し外側に寄せておく
  2. 曲がり始めるタイミングを、ふだんより半テンポ遅らせる
  3. 左に曲がる時は、左後輪が縁石に近づきすぎないかミラーで見る
  4. 回りきれないと思ったら、無理をせず一度止まって切り返す

『毎日の買い物で使えるの?』と心配になる方もいるかもしれません。近所のスーパーの駐車場が広めなら、慣れればふつうに使えます。

ただ、狭いコインパーキングや、柱の多い立体駐車場は苦手です。よく行く場所の駐車場を、一度思い浮かべてみてください。

例えばこんな場面があります。

「この先の細い道、曲がれるかな」
「一本手前の広い道から回った方が早いかもね」

Gクラスに乗り始めると、こうして道を選ぶ場面が少し増えます。カーナビで目的地を入れたら、最後の数百mの道幅を地図で見ておくと安心です。

G 580 はG-STEERINGで小回りを助けてくれる

電気自動車のG 580 with EQ Technology には、回転半径を小さくするG-STEERINGという機能があります。その場で旋回するG-TURNも話題ですよね。

ただし、どちらもオフロードでの使用を想定した機能です。

公道や駐車場での小回りに使える場面は限られると考えておきましょう。詳しくは電気自動車のG 580 with EQ テクノロジーは買いかを見てみてください。

駐車はしやすい?カメラと車幅の関係

駐車では、車の大きさとカメラの使い方が効いてきます。2024年改良型には、車の周りを映すカメラとトランスペアレントボンネットが標準で付いています。

トランスペアレントボンネットは、ボンネットの下の路面を画面に映してくれる機能です。オフロード用の装備ですが、輪留めや段差の位置を見るのにも役立ちます。

全幅は駐車場の制限より先に効いてくる

全幅は1,930〜1,985mmあり、一般的な機械式駐車場(全幅1,850mmの制限が多い)にはほぼ入りません。平置きの駐車場でも、隣の車との間が狭いとドアを大きく開けにくくなります。

車庫入れの時は、隣の車とのすき間より、自分がドアを開けて降りられるかどうかを先に考えるのがコツです。

駐車場の寸法と入れる入れないの考え方は、ベンツGクラスは機械式駐車場・洗車機に入る?で詳しくまとめています。

高速道路は運転しやすい?

高速道路は、Gクラスが得意な場面です。力に余裕があり、運転支援も一通りそろっています。

項目G 450 d (ISG)メルセデスAMG G 63 (ISG)
最高出力270kW(367PS)430kW(585PS)
最大トルク750N・m850N・m
変速機9速AT(9G-TRONIC)AMGスピードシフトTCT 9速
燃料軽油無鉛プレミアム(ハイオク)

出力とトルクは2024年改良型のメルセデス・ベンツ公式発表です。G 450 d は低い回転から大きなトルクが出るディーゼルなので、合流や追い越しでも余裕を感じやすいはずです。

運転支援は「ドライビングアシスタンスパッケージ」が標準です。前の車についていくディストロニック(再発進機能付き)や、車線の中央を保つのを助けるアクティブステアリングアシストが含まれます。

『長距離の運転は疲れそう』という方にこそ、こうした装備のありがたさを感じてもらえると思います。機能ごとの中身はベンツGクラスの安全装備・運転支援で詳しく見られます。

長距離で助かる装備

高速道路を何時間も走る日は、細かな装備の差が効いてきます。2024年改良型では、次のような装備が標準になりました(公式)。

2024年改良型で標準になった主な装備

キーレスゴー、ステアリングヒーター、ワイヤレスチャージング、Burmester 3Dサウンド、MBUX(「ハイ、メルセデス」の音声操作)が標準です。寒い朝のハンドルの冷たさや、ナビの操作のしにくさが減るのは、毎日乗る人にとってうれしいところです。

音声でナビの目的地やエアコンの温度を変えられるので、運転中に画面を何度もさわらずに済みます。運転に集中しやすくなるのは、大きな車ほどありがたいですよね。

ただ、運転支援はあくまで運転を助けるものです。手をハンドルから離して任せきりにする機能ではないので、そこは勘違いしないでおきましょう。

横風と音には少しクセがある

箱型のボディは、どうしても横風を受けやすい形です。橋の上やトンネルの出口では、ハンドルを軽く取られるように感じることがあります。

2024年改良では、Aピラーの形やルーフ前端のリップスポイラー、吸音材の追加で、風の音を抑える工夫がされています。乗り心地や静かさの話はベンツGクラスの乗り心地と静かさにまとめています。

運転しにくいと感じるのはどんな時?

ここまでの話を、運転しやすい場面と運転しにくい場面に分けてみます。

運転しやすいと感じやすい場面
  • 広い道や郊外の幹線道路
  • 高速道路の長距離移動
  • 雪道や未舗装路(全車4WD)
  • 車の四隅を意識する駐車
運転しにくいと感じやすい場面
  • 狭い住宅街でのUターン
  • 柱の多い立体駐車場
  • 幅の狭いコインパーキング
  • 後ろの見えにくいバック

例えば、試乗のあとでこんな会話になる方も多いです。

「思ったより前は見やすかったね」
「でも、うちの近くの細い道で曲がれるかは心配かも」

この「前は見やすいけれど、小回りが心配」という感じ方が、Gクラスの運転の印象をよく表していると思います。

ドアの開け閉めにも少しクセがある

運転そのものではありませんが、毎日乗ると気になるのがドアです。Gクラスのドアは重みがあり、軽く押しただけでは半ドアになりやすいと言われます。

『え、そんなことで?』と思うかもしれませんが、乗り始めは意外と戸惑うところなんです。閉める時は、最後までしっかり押し込むクセをつけておきましょう。

ドアまわりの定番トラブルと対処は、ベンツGクラスの故障しやすい箇所と修理費でも触れています。

乗りやすくするためのコツ

最後に、運転に慣れるまでのコツをまとめておきます。最初の1か月を乗り切れば、ぐっとラクになりますよ!

慣れるまでのコツ
  • シートの高さを合わせ、ボンネットの端が見える位置にする
  • サイドミラーは後輪の近くが少し見える角度にする
  • バックは毎回カメラを見る習慣をつける
  • よく行く場所の駐車場は、入りやすい区画を覚えておく
  • 試乗では、自宅の近くの細い道も走らせてもらう

雪道や悪路は、全車フルタイム4WDのGクラスが頼りになる場面です。4WDの仕組みやモードの使い分けはベンツGクラスのオフロード性能で詳しく触れています。

『自分に合うか、やっぱり乗ってみないと分からない』と思った方は、それで正解です。数字で分かるのはここまでなので、あとは試乗でいつもの道を走らせてもらってください。

よくある質問

ベンツGクラスの最小回転半径はどれくらいですか?

2024年改良型はG 450 d・G 580・G 63 のどれも6.3mです。狭い道でのUターンは切り返しが必要になる場面が多くなります。

運転席からの視界はいいですか?

前と横は見やすい方です。ボンネットが平らで四角いので、左右の幅をつかみやすい作りです。後ろはスペアタイヤで一部が隠れるので、カメラを合わせて使いましょう。

運転に自信がなくても乗れますか?

広い道や高速道路は乗りやすい車です。狭い道や駐車場が心配なら、試乗で自宅の近くを走ってみると判断しやすくなります。

高速道路での運転支援はありますか?

2024年改良型はドライビングアシスタンスパッケージが標準で、ディストロニック(再発進機能付き)やアクティブステアリングアシストなどが含まれます。

機械式駐車場には入りますか?

全幅が1,930〜1,985mmあるため、一般的な機械式駐車場にはほぼ入りません。利用する駐車場の制限を先に確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 前と横の見切りがよく、車の端をつかみやすい
  • 最小回転半径は6.3mで、小回りは苦手
  • 全幅1,930〜1,985mmで、機械式駐車場はほぼ不可
  • 高速道路は力と運転支援に余裕がある
  • 最後は自宅の近くの道で試乗して判断する

ボディの寸法を他の車と比べたい方はベンツGクラスのサイズ一覧を見てみてください。運転できそうだと思えたら、次はベンツGクラスの値引き相場と交渉の順番もチェックしておきましょう。

ベンツGクラス買いたいドットコム

ベンツGクラス買いたいドットコム 編集部

ベンツGクラスの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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