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メルセデス・ベンツ Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)を考え始めると、まず候補に挙がるのがG 450 dですよね。『ディーゼルって実際どうなの?AMG G 63とそこまで違うの?』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、G 450 dは現行Gクラスでいちばん価格が抑えられ、燃費も良い主力グレードです。2026年9月時点の価格は1,866万円で、AMG G 63より1,002万円安く、燃料は軽油です。
この記事を読めば、G 450 dの中身と燃料代、ほかのグレードとの違いが分かり、自分に合うかを判断できます。
G 450 dはどんなグレード?
G 450 dは、2024年7月に日本で発売された2024年改良型(W465)のディーゼルモデルです。正式な名前は「G 450 d (ISG)」です。
エンジンは3.0Lの直列6気筒ディーゼルターボで、そこにISGという48Vの電気システムが組み合わされています。メルセデス史上もっともパワフルなディーゼルと公式に紹介されているエンジンなんです。
| 項目 | G 450 d (ISG) |
|---|---|
| 価格(2026年9月時点) | 18,660,000円(右・左ハンドル同価格) |
| エンジン | 3.0L直6直噴ディーゼルターボ(OM656M) |
| 総排気量 | 2,988cc |
| 最高出力 | 270kW(367PS)/4,000rpm |
| 最大トルク | 750N・m/2,800rpm |
| ISG | 15kW(20PS)/200N・m |
| 変速機 | 9速AT(9G-TRONIC) |
| 駆動方式 | フルタイム4WD(前後トルク配分40:60) |
| 燃料 | 軽油(タンク100L) |
| WLTCモード燃費 | 11.7km/L |
メーカー希望小売価格・消費税込。数値はメルセデス・ベンツ日本の公式発表によります。
G 450 dは、3.0L直6ディーゼル+ISGの主力グレードです。価格は1,866万円(2026年9月時点)で現行Gクラスのいちばん下、燃費はWLTC 11.7km/Lで、ハイオクのG 63(6.8km/L)よりかなり良い数字です。
細かい数値の一覧はベンツGクラスのスペック一覧にまとめています。
ゲレンデの燃料は軽油?ハイオク?
『ゲレンデってハイオクじゃないの?』と思っている方もいますよね。実は、グレードによって燃料が違うんです。
| グレード | 燃料 | WLTCモード |
|---|---|---|
| G 450 d (ISG) | 軽油 | 11.7km/L |
| メルセデスAMG G 63 (ISG) | 無鉛プレミアム(ハイオク) | 6.8km/L |
| G 580 with EQ Technology | 電気 | 262Wh/km(一充電530km) |
G 450 dは軽油、AMG G 63はハイオク、G 580は電気です。給油のときに間違えないように、乗る車の燃料は覚えておきましょう。
燃料代はどれくらい違う?
年間1万km走るとして、WLTCモードの燃費で計算してみます。
G 450 dは約855Lの軽油、AMG G 63は約1,471Lのハイオクを使う計算です。仮に軽油を1L150円、ハイオクを1L180円とすると、G 450 dは約12.8万円、G 63は約26.5万円になります。
燃料の単価は計算のために置いた仮の数字で、時期と地域で変わります。実際の燃費もカタログ値より下がることが多いので、差の大きさをつかむ目安として見てください。

WLTCモードの内訳は、市街地8.7km/L、郊外12.4km/L、高速13.1km/Lです(AMGライン仕様のカタログ値)。街乗りが多い方は、総合の値より低めに見ておくと安心です。
100Lのタンクを満タンにすると、WLTCモードの計算では約1,170km走れることになります。実際はもっと短くなりますが、給油の回数が少なくて済むのはディーゼルの良さなんです。
実燃費の話はベンツGクラスの実燃費はどれくらい?で詳しく書いています。
ISGはハイブリッドと何が違う?
G 450 dの名前に付く「ISG」は、エンジンとトランスミッションの間に置かれたモーター兼発電機と、48Vの電気システムのことです。
よく「ゲレンデのハイブリッド」と呼ばれますが、モーターだけで長く走るタイプのハイブリッドとは違います。発進や加速のときにエンジンを手助けし、減速のときに電気をためる仕組みです。
| 比べるところ | ISG(G 450 d・G 63) | 一般的なハイブリッド車 |
|---|---|---|
| モーターの役割 | エンジンの手助けが中心 | モーターだけで走る場面もある |
| 出力 | 15kW(20PS)/200N・m | 車種による |
| 燃費への効き方 | 発進・加速を助けて燃費を補う | 街乗りで大きく効くことが多い |
『ハイブリッドなら燃費がすごく良いのでは』と期待すると、少し違うかもしれません。G 450 dの燃費の良さは、ISGよりもディーゼルエンジンそのものによるところが大きいんです。
モーターで走るGクラスが欲しい場合は、電気自動車のG 580 with EQ Technologyがあります。違いは電気自動車のG 580 with EQ テクノロジーは買いかで詳しく書いています。
AMG G 63・G 580とはどこが違う?
ここが一番大事なところです。
現行の日本仕様は3グレードです。価格だけでなく、サイズや税金、燃料まで違います。
| 比べるところ | G 450 d | G 580 with EQ | AMG G 63 |
|---|---|---|---|
| 価格(2026年9月時点) | 1,866万円 | 2,237万円 | 2,868万円 |
| 動力 | 3.0L直6ディーゼル+ISG | モーター4基 | 4.0L V8ツインターボ+ISG |
| 最高出力 | 367PS | 587PS(システム) | 585PS |
| 全幅(通常仕様) | 1,930mm | 1,985mm | 1,985mm |
| 車両重量 | 2,540kg | 3,120kg | 2,570kg |
| 自動車税(年額) | 50,000円 | 25,000円 | 66,500円 |
| 渡河水深 | 700mm | 850mm | カタログで確認 |
G 580の価格は2025年11月発売時の値です。G 450 dの全幅は通常仕様の値で、オプションのAMGラインパッケージを付けると1,985mmになります。
『G 63との1,002万円の差は、何に払うことになるの?』と思いますよね。主にV8エンジンの速さとAMG専用の足まわり、それに見た目の迫力です。毎日の移動や遠出が中心なら、G 450 dの力強さで足りると感じる人も多いはずです。
それぞれの詳しい中身はメルセデスAMG G 63の価格と性能と、グレード全体を並べたベンツGクラスのグレードの違いを一覧で比較で見てみてください。

G 350 d・G 400 dとの関係は?
中古車を見ていると、G 350 dやG 400 dというディーゼルモデルも出てきます。これらは2018〜2024年のW463A時代のグレードです。
| グレード | 世代 | 日本での登場 | 現行で買えるか |
|---|---|---|---|
| G 350 d | W463A | 2019年4月 | 新車では買えない |
| G 400 d | W463A | 2021年5月 | 新車では買えない |
| G 450 d (ISG) | W465(2024年改良型) | 2024年7月 | 現行モデル |
G 450 dは、先代のG 400 dより37PS、50N・m力が上がっています。さらにISGやMBUX、キーレスゴーなどが加わったのが2024年改良型です。
「ディーゼルの中古を探していて、G 400 dとG 450 dで迷っています」
「価格の差と、MBUXや運転支援の新しさにどこまで払うかで決めるといいですよ」

中古のディーゼルを選ぶときは、車検証の型式で世代を確かめておきましょう。2024年改良型のG 450 dは3CA-465310Cです。中古の選び方はベンツGクラスの中古車の選び方で詳しく書いています。
G 450 dを選ぶ前に知っておきたいこと
最後に、G 450 dならではの注意点です。
- AdBlue(尿素水)の補充が定期的に要ることを知っておく
- AMGラインパッケージを付けるか決める(全幅1,930mmから1,985mm、18インチから20インチに)
- 車庫の幅と高さ、機械式駐車場に入れないことを確かめる
- 最小回転半径6.3mでの取り回しを試乗で確かめる
- 保証はメルセデス・ケア(3年・走行距離無制限)と延長の内容を聞く
ディーゼル車なので、排ガスをきれいにするAdBlueの補充が必要です。補充の時期と費用はベンツGクラスのAdBlue容量と補充の時期・費用にまとめています。
タイヤは通常仕様で265/60R18です。AMGラインで20インチにすると見た目は引き締まりますが、交換の費用は上がりやすくなります。
- 長い距離をよく走り、燃料代を抑えたい
- Gクラスらしさを、できるだけ抑えた価格で手に入れたい
- 全幅1,930mmの通常仕様で車庫に収めたい
- V8の速さや音にこだわりたい(AMG G 63)
- 走行中の排ガスを出したくない、自宅で充電できる(G 580)
- 給油の手間より静かさを重視したい(G 580)
G 450 dは、本体の値引きが小さく、オプションと店ごとの諸費用で総額が変わりやすいグレードです。同じ仕様で見積もりを並べて、総額で比べてみてください。
値引きの目安と交渉の順番はベンツGクラスの値引き相場と限界額、税金はベンツGクラスの自動車税と重量税にまとめています。
試乗では何を見る?
G 450 dに決める前に、一度は試乗しておきたいところです。数字だけでは分からないことが多いんです。
- 運転席に座り、ボンネットの先と車幅の感覚をつかむ
- 駐車場で切り返しをして、最小回転半径6.3mの小回りを試す
- 街中で発進と停止をくり返し、ディーゼルの音と振動を確かめる
- 可能なら高速道路や幹線道路で、合流の加速と静かさを見る
- 後席や荷室に家族の荷物が収まるかを確かめる
『ディーゼルって音がうるさいんじゃないの?』と気になる方もいますよね。感じ方は人それぞれなので、自分の耳で確かめておくのが安心です。
G 450 dの維持費はどれくらい?
価格の次に気になるのが、毎年の維持費ですよね。ここでは、G 450 dで分かっている数字だけを並べてみます。
| 項目 | G 450 d | 補足 |
|---|---|---|
| 自動車税(年額) | 50,000円 | 2.5L超3.0L以下の区分 |
| 自動車重量税 | 2.5t超3.0t以下の区分 | 額は見積書で確かめる |
| 燃料 | 軽油 年1万kmで約855L | WLTC 11.7km/Lで計算 |
| AdBlue | 定期的な補充が必要 | 時期は走り方で変わる |
| タイヤ | 265/60R18(通常仕様) | AMGラインは20インチ |
| 保証 | メルセデス・ケア 3年・走行距離無制限 | 4・5年目はメンテナンスプラスを選べる |
メンテナンスプラスは、G 450 dでは選べますが、AMG G 63は対象外です。長く乗るつもりの方にとっては、ここもG 450 dを選ぶ理由の一つになります。
『それでも、やっぱり維持費は高いんでしょう?』と思いますよね。実は、税金と燃料代だけで見ると、3グレードの中ではG 63より抑えやすいグレードなんです。
ただ、任意保険やタイヤの交換費用は車両価格と車の大きさに合わせて高くなりやすいところです。全体の内訳はベンツGクラスの維持費は年間いくら?で詳しく書いています。
G 450 dは全幅1,930mm(AMGラインは1,985mm)、全高1,980mmです。一般的な機械式駐車場は全幅1,850mm・全高1,550mmまでの制限が多いので、ほぼ入りません。契約の前に、自宅や職場の駐車場に入るかを確かめておきましょう。
よくある質問
ベンツG 450 dの価格はいくらですか。
2026年9月時点のメーカー希望小売価格は18,660,000円(消費税込)です。右ハンドルと左ハンドルは同じ価格です。
G 450 dの燃料は何ですか。
軽油です。燃料タンクは100Lで、WLTCモード燃費は11.7km/Lです。AMG G 63はハイオク、G 580は電気です。
G 450 dはハイブリッドですか。
ISGという48Vの電気システムが付いていて、発進や加速をモーターが手助けします。モーターだけで長く走るタイプのハイブリッドとは違います。
G 450 dとG 400 dの違いは何ですか。
G 400 dはW463A時代のディーゼルモデルで、G 450 dは2024年改良型です。G 450 dは出力が37PS、トルクが50N・m上がり、ISGやMBUXなどが加わっています。
G 450 dの自動車税はいくらですか。
排気量2,988ccなので、2.5L超3.0L以下の区分で年50,000円です(2019年10月以降に新規登録した自家用乗用車)。
まとめ
- G 450 dは3.0L直6ディーゼル+ISGの現行主力グレード
- 価格は2026年9月時点で1,866万円。AMG G 63より1,002万円安い
- 燃料は軽油でWLTC 11.7km/L。年1万kmの燃料使用量はG 63の約6割
- ISGは発進や加速を助ける仕組みで、モーターだけで長く走るハイブリッドとは違う
- G 350 d・G 400 dはW463A時代のグレードで、新車では買えない
- AdBlueの補充とAMGラインの要否は、選ぶ前に確かめておく





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